フードトラックカンパニーと肥後銀行がキッチンカー開業支援で協業、熊本での起業を総合的にサポート

フードトラックカンパニーと肥後銀行がキッチンカー開業支援で協業、熊本での起業を総合的にサポート

PR TIMES より

記事の要約

  • フードトラックカンパニーと肥後銀行がビジネスマッチング契約を締結
  • キッチンカー開業支援で協業し、事業計画から資金調達までサポート
  • スタハブくまもとにて定期的なキッチンカー開業セミナーを開催予定

フードトラックカンパニーと肥後銀行のキッチンカー開業支援協業

株式会社フードトラックカンパニーは、2024年8月23日に株式会社肥後銀行とビジネスマッチング契約を締結しました。この協業により、熊本での創業開業を支援する「スタートアップ ハブ くまもと(スタハブくまもと)」においてキッチンカーを開業する方への支援を行うことになります。両社の協力体制により、キッチンカー開業を目指す人々に対して、事業計画作成から資金調達まで一貫したサポートが可能となりました。

フードトラックカンパニーは、2017年12月の開業以来、全国各地で1500回以上のキッチンカー開業セミナーを開催してきました。この実績を活かし、今後はスタハブくまもと(熊本県熊本市)にて、両社協業による定期的なセミナー開催を予定しています。フードトラックカンパニーがセミナーと事業計画立案から車両販売までを担当し、肥後銀行がセミナー参加者向けに事業者ローンを提供することで、包括的な支援体制が整いました。

スタハブくまもとは、熊本県内での創業・開業を志す人に対して「3つのハブ機能」でオールくまもと体制で支援するワンストップ・プラットフォームです。このプラットフォームには、肥後銀行の他にも熊本県や熊本市、熊本県商工会議所連合会、熊本県内各大学、日本政策金融公庫など、約80の団体・企業が参画しています。地域の総力を結集した支援体制により、新規事業者の成功を後押しすることが期待されています。

株式会社肥後銀行は、1925年設立の熊本県を代表する地方銀行です。同行は「お客様第一主義」「企業倫理の遵守」「創造性に富む企業文化の確立」を企業理念に掲げ、地域社会の発展に貢献しています。2015年には鹿児島銀行と共同持株会社を設立し、九州地方の経済発展を支える重要な役割を担っています。今回のフードトラックカンパニーとの協業は、同行の地域貢献の取り組みの一環として位置付けられています。

株式会社フードトラックカンパニーは、2017年12月設立のキッチンカー製作販売会社です。年間約350台のオリジナルキッチンカーを製作し、開業セミナーや保健所許可申請代行など、キッチンカー開業に関するワンストップサービスを提供しています。今回の肥後銀行との協業により、同社の支援サービスがさらに充実し、キッチンカー事業の普及促進が期待されます。

フードトラックカンパニーと肥後銀行の協業内容まとめ

項目 詳細
協業内容 キッチンカー開業支援
支援場所 スタートアップ ハブ くまもと(スタハブくまもと)
フードトラックカンパニーの役割 キッチンカー開業セミナー開催、事業計画立案支援、車両販売
肥後銀行の役割 事業者ローンの提供
セミナー開催予定 2024年9月5日(木)11時から
支援対象 熊本県内でのキッチンカー開業希望者

キッチンカー開業セミナーの詳細・申し込み

ニュースを読んでみた所感

フードトラックカンパニーと肥後銀行の協業は、キッチンカー事業の普及と地域経済の活性化という点で非常に意義深い取り組みだと感じました。特に、事業計画の立案から資金調達までをワンストップで支援する体制は、起業のハードルを下げる効果が期待できるでしょう。また、地方銀行が積極的に新規事業者の支援に乗り出している点も、地域経済の発展につながる好事例だと評価できます。

今後は、この協業モデルが他の地域にも広がっていくことを期待したいと思います。キッチンカー事業は、比較的低コストで始められる上に、地域の食文化発信や観光振興にも貢献できる可能性を秘めています。さらに、災害時の移動式炊き出し拠点としての活用など、社会的な役割も期待できるのではないでしょうか。

一方で、キッチンカー事業の成功には、出店場所の確保や季節変動への対応など、様々な課題があることも事実です。フードトラックカンパニーと肥後銀行には、資金面だけでなく、これらの運営面での課題に対するサポートも充実させていってほしいと考えます。長期的な視点に立った支援体制の構築が、この協業の真価を発揮する鍵になるのではないでしょうか。

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