JOHNBULLが京友禅技術を活用した新デニムコレクションTHE KYOTO BASSEN第4弾を発表、伝統と革新の融合で独自の表現を実現

JOHNBULLが京友禅技術を活用した新デニムコレクションTHE KYOTO BASSEN第4弾を発表、伝統と革新の融合で独自の表現を実現

PR TIMES より

記事の要約

  • JOHNBULLが京友禅の技術を活かした新コレクションを発表
  • 第4弾となるTHE KYOTO BASSENが8月29日に発売
  • インディゴデニムと硫化デニムに抜染加工を施した独特の表現

JOHNBULLが京友禅とコラボした新デニムコレクションを発表

株式会社ジョンブルは、京都の友禅の技術とコラボレーションしたスペシャルコレクション「THE KYOTO BASSEN(ザ キョウト バッセン)」の第4弾を2024年8月29日に発売することを発表しました。このコレクションは、京都の職人によって友禅の技術でデニムに染めを施す新しいプロジェクトとして2023年1月にデビューし、今回が4回目のリリースとなります。

今回のコレクションでは、京友禅職人の高い染色技術を最大限に活かし、インディゴデニムと硫化デニムという表情の異なる2種類のデニムに抜染加工を施しています。特に注目すべきは、バンダナ柄のベースとなる段落ち抜染という技法で、防染糊を効果的に使用することで絶妙な色の抜け具合を段階的に表現しています。

さらに、柄に奥行きを出す役割を果たす靄の部分には、他の部分とは異なる表情を出すためにスレン抜染という技法が用いられています。これらの技術の組み合わせにより、繊細なタッチと深みのある表現が実現されています。コレクションには、JEAN JACKET、COVERALL、PANTSなど複数のアイテムが含まれており、それぞれに独特の風合いが表現されています。

このコレクションの特徴は、日本の伝統的な染色技術である友禅と、現代的なデニムファッションの融合にあります。京友禅の繊細な技法をデニムに応用することで、従来のデニム製品にはない新しい表現が可能となっています。また、この取り組みは日本の伝統工芸の新たな可能性を探る試みとしても注目されています。

JOHNBULLは、1952年に岡山県倉敷市児島で創業したデニムメーカーです。自社工場を持つ強みを活かし、ジーンズを中心としたカジュアルウェアの企画、製造、販売を一貫して行っています。THE KYOTO BASSENプロジェクトは、同社の技術力と創造性を示す新たな挑戦として位置づけられています。

THE KYOTO BASSENコレクション第4弾の特徴まとめ

項目 詳細
発売日 2024年8月29日(木)
コレクション名 THE KYOTO BASSEN(ザ キョウト バッセン)
使用技術 京友禅の染色技術、段落ち抜染、スレン抜染
使用素材 インディゴデニム、硫化デニム
商品ラインナップ JEAN JACKET、COVERALL、PANTS
価格帯 35,200円~55,000円(税込)

JOHNBULLブランドサイト

ニュースを読んでみた所感

JOHNBULLによるTHE KYOTO BASSENプロジェクトは、日本の伝統工芸と現代ファッションの融合という点で非常に興味深いものだと感じました。特に、京友禅の繊細な染色技術をデニムという異なる素材に応用する試みは、両者の特性を活かしつつ新しい表現を生み出している点で評価できます。このような取り組みは、伝統工芸の新たな可能性を開拓するとともに、日本のファッションブランドの独自性を強化することにつながるでしょう。

今後期待したいのは、このプロジェクトをさらに発展させ、他の伝統工芸技術とのコラボレーションも試みることです。例えば、加賀友禅や琉球紅型など、日本各地の染色技術を取り入れることで、より多様な表現が可能になるのではないでしょうか。また、デニム以外の素材への応用も興味深い展開になると思います。

さらに、このような伝統と革新の融合を通じて、若い世代に日本の伝統工芸への関心を持ってもらうきっかけになることも期待されます。JOHNBULLには、単に商品を販売するだけでなく、プロジェクトの背景にある文化的な価値や技術的な挑戦についても積極的に発信していってほしいと思います。それにより、消費者の意識向上や伝統工芸の保護にもつながる可能性があるでしょう。

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