カンコー学生服と青木被服と両備バスがSDGsアートバスプロジェクトを実施、子どもたちの作品が岡山の路線バスを彩る

カンコー学生服と青木被服と両備バスがSDGsアートバスプロジェクトを実施、子どもたちの作品が岡山の路線バスを彩る

PR TIMES より

記事の要約

  • 子どもたちが制作したアートをバスに展示
  • SDGsと地元企業について学ぶワークショップ開催
  • カンコー学生服、青木被服、両備バスが共同企画

SDGsアートバスが岡山の路線を走行開始

カンコー学生服、青木被服、両備バスカンパニーは、SDGsと地元企業について学ぶワークショップを2024年8月9日と10日に開催しました。このワークショップでは、子どもたちが制服やデニムの余り布を使用してアート作品を制作し、それらをバスに展示する取り組みが行われました。作品の制作を通じて、子どもたちはSDGsや地域産業について学ぶ機会を得ることができました。

完成したSDGsアートバスは、2024年8月22日に出発式が行われ、両備バスカンパニーの路線バスとして1年間運行されることが決定しました。バスの内装には、子どもたちが制作したアート作品約25点が展示されているほか、カンコー学生服と青木被服が制作したヘッドレストカバーや天井装飾が施されています。これらの装飾は、制服やデニムの余り布を活用して作られており、資源の有効利用にもつながっています。

バスの注目ポイントとして、座席ごとに異なるデザインのヘッドレストカバーが挙げられます。カンコー学生服が制作したカバーはセーラー服の襟をモチーフにしており、青木被服が手がけたカバーは岡山デニムをモチーフにしたポケット付きデザインとなっています。さらに、後部座席には2社の生地を組み合わせたパッチワーク風のカバーが設置されており、バス全体で統一感のあるデザインが実現されています。

天井装飾にも工夫が凝らされており、青木被服が手がけた「青春の力」をテーマとしたデザインが施されています。サテン地の天井をキャンバスに見立て、デニムで作られた多色のセーラー服のリボンや学生服の金属ボタンが岡山の空を飛んでいく様子が表現されており、爽やかで明るい雰囲気を演出しています。また、停車ボタンを押すと、ワークショップに参加した子どもたちの元気な声で「AOHAREバス次留まります。今日も、明日も晴れやかに。」というアナウンスが流れる仕掛けも用意されています。

このSDGsアートバスプロジェクトは、両備グループが推進する「進(シン)・宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」の一環として実施されました。バスの愛称である「AOHARE(アオハレ)」には、学生服やデニム、両備バスのイメージカラーである青と、地域を明るく照らす願いが込められています。3社が協力してこのプロジェクトを実施することで、岡山の人口減少や少子化、地域社会の縮小といった課題に取り組む姿勢を示しています。

SDGsアートバスプロジェクトの概要

項目 詳細
ワークショップ開催日 2024年8月9日、10日(計3回)
参加者 幼児2名、小学生23名、保護者
バス出発式 2024年8月22日
運行期間 2024年8月23日~2025年8月(予定)
運行エリア 岡山駅~玉野間を中心とする玉野営業所管内路線
使用車両 岡山200か1522(大型ワンステップ路線バス)

カンコー学生服株式会社 公式サイト

ニュースを読んでみた所感

このSDGsアートバスプロジェクトは、子どもたちの創造性を活かしながら、地域の課題解決に取り組む素晴らしい取り組みだと感じました。特に、制服やデニムの余り布を活用してアート作品を制作することで、資源の有効利用について子どもたちに実践的に学んでもらえる点が優れていると思います。また、地元企業3社が協力して実施することで、地域の産業や文化についても学ぶ機会となっており、教育的な側面も高く評価できるでしょう。

今後は、このプロジェクトをさらに発展させ、他の地域や企業との連携を広げていくことが期待されます。例えば、他の交通機関や公共施設でも同様の取り組みを行うことで、SDGsや地域産業に関する理解をより多くの人々に広げることができるかもしれません。また、子どもたちが制作したアート作品を定期的に更新するなど、継続的な参加型のプロジェクトにすることで、長期的な教育効果も期待できるでしょう。

このプロジェクトを通じて、公共交通機関が単なる移動手段としてだけでなく、地域の文化や教育を発信する場としての役割を果たせることが示されました。今後は、このような取り組みが他の地域でも広がり、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションとして定着していくことを期待したいです。同時に、子どもたちの感性や創造性を活かした地域貢献の機会がさらに増えていくことで、次世代を担う若者たちの社会参加意識が高まっていくことも楽しみですね。

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