グレンドロナックがブランドリニューアル、マスターブレンダーのレイチェル・バリー博士が初来日し新製品ラインナップを発表

グレンドロナックがブランドリニューアル、マスターブレンダーのレイチェル・バリー博士が初来日し新製品ラインナップを発表

PR TIMES より

記事の要約

  • グレンドロナックがブランドリニューアル
  • マスターブレンダーのレイチェル・バリー博士が初来日
  • 新パッケージの12年、15年、18年を発表

グレンドロナックのブランドリニューアルとマスターブレンダー初来日

ブラウンフォーマンジャパン株式会社は、2024年8月26日にシングルモルトスコッチウイスキー「グレンドロナック」のブランドリニューアルを記念して、初来日となるマスターブレンダーのレイチェル・バリー博士を迎えたローンチイベント『THE GLENDRONACH OF TOMORROW』を開催しました。このイベントでは、日本のウイスキー業界関係者やメディアに向けて、「グレンドロナック」の新たな挑戦について説明がなされました。

「グレンドロナック」は、スペイン産オークのシェリー樽熟成による甘い果実感とドライフルーツやナッツのような芳醇なフレーバーが特徴です。今回のリニューアルでは、ウイスキーの中身はそのままに、パッケージとブランドコミュニケーションを刷新しました。新たなパッケージは、クラシカルさとモダンなラグジュアリーを融合させ、ハイランド・スピリッツの伝統とスペインのセンスを体現しています。

グレンドロナック蒸溜所は、1826年にジェイムズ・アラダイス氏によって創業された歴史ある蒸溜所です。蒸溜所の名前はゲール語で “ブラックベリーの谷” を意味し、スコットランド北東部のハイランド地方の自然豊かな環境で約200年続く製法を継承しています。発酵槽には伝統的なカラマツ材を使用し、独特の形状をした蒸留器を採用しています。

熟成には主にスペインのアンダルシア地方産のオーク樽を使用しています。このスペイン産オークは、濃厚な風味と深い自然な色調を生み出す特性で高く評価されています。「グレンドロナック」の熟成には、ペドロ・ヒメネスとオロロソの両方のシェリー樽が使用され、特に貴重なペドロ・ヒメネスシェリー樽を多く保有していることが特徴です。

イベントでは、「グレンドロナック 12年」「グレンドロナック 15年」「グレンドロナック 18年」のテイスティングセッションも行われました。ウイスキー評論家の土屋守氏も登壇し、レイチェル・バリー博士の樽の使い方の巧みさを評価するとともに、「グレンドロナック」の今後の展開に期待を寄せました。新パッケージの「グレンドロナック 12年」「グレンドロナック 15年」は2024年10月7日より出荷販売開始、「グレンドロナック 18年」は順次発売予定となっています。

グレンドロナック新製品ラインナップまとめ

グレンドロナック 12年 グレンドロナック 15年 グレンドロナック 18年
発売日 2024年10月7日 2024年10月7日 未定
希望小売価格(税抜) 7,510円 14,000円 未定
アルコール度数 43% 46% 46%
熟成樽 ペドロ・ヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽 ペドロ・ヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽 オロロソシェリー樽
受賞歴 2024 Double Gold – San Francisco World Spirits Competition 2024 Double Gold – San Francisco World Spirits Competition 2024 Double Gold – San Francisco World Spirits Competition

グレンドロナック公式サイト

ニュースを読んでみた所感

グレンドロナックのブランドリニューアルは、伝統と革新のバランスを巧みに取り入れた戦略だと感じました。特に、ウイスキーの中身はそのままに、パッケージとブランドコミュニケーションを刷新する approach は、既存のファンを大切にしながら新規顧客の獲得を狙う効果的な方法だと評価できます。また、マスターブレンダーのレイチェル・バリー博士を招いてのイベント開催は、ブランドの専門性と品質へのこだわりを強調する良い機会になったと思われます。

今後、グレンドロナックには更なる革新的な熟成技術や、日本市場に特化した限定製品の展開を期待したいところです。例えば、日本の樽を使用した特別なフィニッシュや、日本の食文化とのペアリングを前面に押し出した製品ラインナップなどが考えられるでしょう。また、サステナビリティへの取り組みも重要になってくると予想されるため、環境に配慮した製造プロセスや、リサイクル可能なパッケージの採用なども検討の余地があると思われます。

グレンドロナックの今回のリニューアルは、スコッチウイスキー業界全体にとっても刺激的な動きだと考えられます。伝統的な製法を守りつつ、現代的なマーケティング手法を取り入れるという姿勢は、他のブランドにも影響を与える可能性があります。今後、グレンドロナックがどのようにブランドを発展させていくのか、また日本市場でどのような戦略を展開していくのか、非常に興味深いところです。業界全体の活性化と、消費者にとってより魅力的な製品展開に期待が高まります。

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