ライフイズテック レッスンが福岡県飯塚市全公立中学校に導入、ICT活用能力育成とプログラミング教育の充実へ

PR TIMES より

記事の要約

• 福岡県飯塚市の全公立中学校にEdTech教材導入
• ライフイズテック レッスンで ICT 活用能力育成
• 約3,200名の生徒がプログラミング学習可能に

ライフイズテック レッスンが福岡県飯塚市全公立中学校に導入

ライフイズテック株式会社は、プログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson（ライフイズテック レッスン）」が福岡県飯塚市の全市立中学10校、約3,200名の生徒の指導教材として採用されたことを2024年8月26日に発表しました。飯塚市では、ICTの効果的な活用と子どもたちのICT活用能力の育成を推進しており、プログラミング教育の充実に力を入れています。

ライフイズテック レッスンは、GIGAスクール構想で整備された一人一台端末を活用し、教員の専門性に関わらず学習指導要領を満たした学習を実現できる教材です。生徒一人ひとりのペースで学習を進められ、中学校から高校への段階的なレベルアップの実現とICT活用能力の育成に寄与することが期待されています。飯塚市とライフイズテックは以前から連携しており、2019年には経済産業省「未来の教室」実証事業を共同で実施しています。

ライフイズテック レッスンは2023年8月時点で600自治体、4,000校の公立・私立学校に導入され、約120万人の中学・高校生に利用されています。本教材は、プログラミング教育未経験の教員でも簡単に導入可能で、一人一人の理解度に合わせて個別最適なプログラミング学習を実現できる特長があります。中学技術科D情報の技術「双方向性プログラミング」に対応しており、HTMLやCSSによるWebサイト制作、JavaScriptによる双方向性コンテンツ制作が可能です。

教材の特長として、楽しく学べるカリキュラム設計、個別最適な学習の実現、充実した教員向けサポートが挙げられます。エピソードに合わせて出題される課題をクリアすることでプログラミングを楽しく学べ、生徒がそれぞれのペースで学習可能です。教員は各生徒の進捗や理解度をリアルタイムに把握でき、個別最適な指導を実現できます。また、模擬授業動画や授業スライド、教科書別の指導案、観点別評価指標などの支援ツールも提供されています。

ライフイズテック株式会社は、「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」をミッションに2010年に創業したEdTech企業です。主力事業である「ライフイズテック レッスン」以外にも、プログラミング・AIキャンプ＆スクール「Life is Tech !」や企業向けのデジタル人材研修など、これまで200万人以上にデジタルを活用したイノベーション教育を提供してきました。2022年には国際的な認証であるB Corpも取得しています。

ライフイズテック レッスンの特長まとめ

ライフイズテック レッスン 公式サイト

ニュースを読んでみた所感

ライフイズテック レッスンの福岡県飯塚市全公立中学校への導入は、地域のICT教育の質向上に大きく貢献する取り組みだと感じました。特に、教員の専門性に関わらず学習指導要領に沿った指導が可能な点や、生徒一人ひとりのペースに合わせた学習ができる点は、教育の個別最適化を推進する上で非常に重要です。また、GIGAスクール構想と連携した形での導入は、公教育のデジタル化を加速させる好例となるでしょう。

今後、このような取り組みがさらに発展するためには、プログラミング教育と他の教科との連携や、地域の産業界との協働プロジェクトなどが期待されます。例えば、数学や理科の授業でプログラミングを活用した問題解決学習を行ったり、地元企業と連携してリアルな課題に取り組むハッカソンを開催したりするなど、より実践的で多角的な学びの機会を提供することが考えられます。これにより、生徒たちのICTスキルだけでなく、創造性や問題解決能力も同時に育成できるでしょう。

ライフイズテック社の取り組みは、単なるプログラミング教育の提供にとどまらず、次世代のデジタル人材育成という社会的課題に取り組んでいる点で評価できます。今後は、この教育モデルの効果検証や継続的な改善、さらには他地域への展開など、より広範囲でのICT教育の質向上に寄与することを期待しています。また、教育のデジタル化が進む中で、デジタルデバイドの解消や情報モラル教育の充実など、新たな課題への対応も重要になってくるでしょう。