らでぃっしゅぼーやが規格外有機ほうれん草を活用、フードロス対策カレーを発売

PR TIMES より

記事の要約

• らでぃっしゅぼーやが規格外ほうれん草を活用
• 兵庫県産ほうれん草を使用したカレーを発売
• 畑のフードロス対策と生産者支援を実施

らでぃっしゅぼーやが規格外ほうれん草を活用したカレーを発売

オイシックス・ラ・大地株式会社が展開する「らでぃっしゅぼーや」は、2024年8月26日より「育ちすぎちゃったほうれん草のサグチキンカレー」を数量限定で販売開始します。このカレーは、兵庫県産の規格外有機ほうれん草を約100kg使用しており、畑でのフードロス対策として開発されました。通常1束200gのほうれん草500束分に相当する量を活用しています。

らでぃっしゅぼーやは、全国約4,000軒の農産物生産者と直接取引を行い、需要に応じた安定供給と生産者の収入安定化を図っています。しかし、天候の影響で規格外の農産物が発生することがあり、今回兵庫県の生産者から規格外ほうれん草の活用について相談を受けました。背丈が35cmを超えてしまったほうれん草を有効活用するため、カレー商品の開発に至りました。

「育ちすぎちゃったほうれん草のサグチキンカレー」は、有機栽培のほうれん草をたっぷり使用し、香味野菜やトマトペースト、チキンスープで旨味を加え、生クリームでまろやかな味わいに仕上げています。控えめな辛さで幅広い年代の方が楽しめる一品となっています。この商品開発を通じて、らでぃっしゅぼーやは兵庫県農林水産部流通戦略課と連携し、SDGsに配慮した取り組みを推進しています。

商品は、らでぃっしゅぼーや定期会員向けに150gで537円（税込）にて販売されます。販売期間は2024年8月26日から在庫がなくなり次第終了となり、お届けは2024年9月2日以降となります。この取り組みは、生産者の課題解決と消費者への価値提供を両立させる新たな試みとして注目されています。

らでぃっしゅぼーやは1988年に設立され、有機・特別栽培野菜や添加物を控えた加工食品、環境に配慮した日用品等の個別宅配事業を展開しています。2024年3月末時点で会員数は70,582人に達し、安心・安全にこだわった持続可能な社会の実現を目指した商品やサービスの開発を行っています。今後も畑のフードロス対策につながる商品開発を継続し、生産者と消費者の双方に喜ばれる取り組みを推進していく方針です。

規格外有機ほうれん草を使用したカレーの商品概要

商品詳細ページ（会員限定）

ニュースを読んでみた所感

らでぃっしゅぼーやの今回の取り組みは、フードロス削減と生産者支援を両立させた素晴らしい試みだと感じました。規格外の農産物を有効活用することで、生産者の収入を確保しつつ、消費者に新しい価値を提供している点が特に評価できます。また、兵庫県との連携により、地域と企業が一体となってSDGsに取り組む姿勢も印象的でした。

今後は、このような取り組みをさらに拡大し、他の農産物や地域にも適用していくことが期待されます。例えば、季節ごとに異なる規格外農産物を活用した商品シリーズの展開や、消費者参加型のアイデアコンテストの実施などが考えられるでしょう。また、フードロス削減の取り組みを消費者に分かりやすく伝える工夫も重要になってくると思われます。

長期的には、らでぃっしゅぼーやがこの経験を活かし、サステナブルな食品流通モデルの構築に貢献することを期待しています。生産者、企業、消費者が一体となって食品ロス問題に取り組むことで、より持続可能な食のエコシステムが形成されていくでしょう。また、このような取り組みが他の企業や団体にも波及し、業界全体でのフードロス削減の機運が高まることを願っています。