サザビーリーグがCOHINA事業を譲受、小柄女性向けDtoCブランドの新展開に期待

サザビーリーグがCOHINA事業を譲受、小柄女性向けDtoCブランドの新展開に期待

PR TIMES より

記事の要約

  • サザビーリーグがCOHINA事業を譲受
  • 小柄女性向けブランドCOHINAが新会社で運営
  • DtoCビジネス拡大を目指す新戦略

サザビーリーグがCOHINA事業を譲り受け、新会社で運営開始

株式会社サザビーリーグは、2024年9月2日付で株式会社newnが展開する小柄女性向けアパレルDtoCブランド「COHINA(コヒナ)」事業を譲り受けることを発表しました。この事業譲受により、サザビーリーグは新設する株式会社EGBAを通じてCOHINA事業の運営を開始します。新会社では、COHINAが築いてきたファンコミュニティやデジタルマーケティングのノウハウを活かしながら、DtoCビジネスの拡大を目指していく方針です。

COHINAは2018年にスタートした身長150cm前後の小柄女性向けブランドで、「本当に欲しいと思う素敵な服を、低身長でも美しく着こなせるサイズで作ろう」という想いから誕生しました。ブランドコンセプトは『あなたに陽が当たる服』であり、小柄女性の美しさを追求し、日々を自分らしく過ごせる服と時間を提供することを目指しています。この理念がサザビーリーグの方針と合致し、今回の事業譲受につながったと考えられます。

新会社の株式会社EGBAは、東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を置き、帰山元成氏が代表取締役社長に就任します。事業内容はDtoCブランドを中心とした衣料品、服飾雑貨等を展開する専門小売業となります。サザビーリーグのクリエイティブリテイラーとしての経験と、COHINAの独自のブランド力を融合させることで、新たな価値創造が期待されています。

また、COHINAブランドのディレクターである田中絢子氏は、身長148cmの自身の経験から、小柄女性がサイズに悩んだり諦めたりすることなく自分らしいファッションを楽しめる服作りを目指してきました。2022年には小柄な大人女性向けブランド「ŚTRATA(エストラータ)」もスタートさせており、この経験とノウハウも新会社の運営に活かされると考えられます。

サザビーリーグは「Afternoon Tea」「agete」「Ron Herman」など40を超えるブランドを展開するクリエイティブリテイラーです。同社のスピリットである”It’s a beautiful day.”の理念のもと、衣食住の枠にとらわれないライフスタイルを提案しています。COHINAの事業譲受により、小柄女性向けファッション市場での存在感を高め、さらなる事業拡大を図ることが予想されます。

COHINA事業譲受の概要

項目 詳細
譲受企業 株式会社サザビーリーグ
譲渡企業 株式会社newn
譲受ブランド COHINA(コヒナ)
譲受日 2024年9月2日
新会社名 株式会社EGBA(イー・ジー・ビー・エー)
新会社代表 帰山 元成
事業内容 DtoCブランドを中心とした衣料品、服飾雑貨等の専門小売業

COHINA公式サイト

ニュースを読んでみた所感

サザビーリーグによるCOHINA事業の譲受は、小柄女性向けファッション市場における新たな展開として注目に値します。COHINAが築いてきたブランド力とサザビーリーグのリテール経験が融合することで、より多くの小柄女性に適したファッションを提供できる可能性が高まります。特に、ファンコミュニティやデジタルマーケティングのノウハウを活かしたDtoCビジネスの拡大戦略は、今後のアパレル業界のトレンドを先取りしているように感じられます。

今後、COHINAブランドにはさらなる商品ラインナップの拡充や、サザビーリーグの他ブランドとのコラボレーションなどが期待されます。また、小柄女性向けのアクセサリーや靴などの関連商品の展開、あるいはカスタマイズオーダーサービスの導入など、より総合的なファッションソリューションを提供することで、ブランドの価値をさらに高められる可能性があります。サザビーリーグの持つリソースを活用し、実店舗展開やポップアップストアの開催なども、ブランド認知度向上に効果的かもしれません。

長期的には、COHINAのビジネスモデルを他の特定需要(例えば、大柄な女性や男性向け)に応用展開することも考えられます。また、サステナビリティへの取り組みを強化し、環境に配慮した素材や生産方法を採用することで、より多くの消費者の支持を得られる可能性があります。今回の事業譲受を機に、COHINAブランドが小柄女性向けファッション市場でのリーディングブランドとしてさらなる成長を遂げることに期待が高まります。

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