不二製油が植物性食品調査結果を発表、20代・30代女性の80%以上に喫食経験、健康イメージが定着

不二製油が植物性食品調査結果を発表、20代・30代女性の80%以上に喫食経験、健康イメージが定着

PR TIMES より

記事の要約

  • プラントベースフードの認知率が54.6%に上昇
  • 女性20代、30代の80%以上が喫食経験あり
  • 喫食経験者の感想は「おいしかった」がトップ

不二製油の植物性食品に関する調査結果発表

不二製油株式会社は、2024年8月28日に全国の男女1,200人を対象としたプラントベースフード(植物性食品)に関する調査結果を発表しました。この調査によると、プラントベースフードの認知率は54.6%で、前回調査から10ポイント以上上昇しています。また、認知者における喫食経験率は72.2%で、前回から20ポイント以上上昇しています。

特に注目すべき点は、女性の20代、30代を中心にプラントベースフード経験者の数が着実に増加していることです。全体でも、前回調査(2023年)との比較において、20ポイント以上増加し、認知者のうち約7割(72.2%)が喫食を経験しています。認知者において、食べたことのあるプラントベースフードで最も比率が高いのは「植物性ミートなどの大豆ミート・加工品」で43.2%となっています。

プラントベースフード(植物性食品)のイメージについては、全体1,200人の回答で「健康に良い」がトップとなっており、次いで「環境にやさしい」という結果になりました。特に「健康に良い」というイメージは女性40・60代で高く、女性高齢層において健康イメージが定着しつつあることがうかがえます。喫食経験者の感想としては「おいしかった」がトップとなっていますが、同時に「もの足りなかった」という回答も2番目に多く見られました。

プラントベースフード調査結果まとめ

認知率 喫食経験率 主なイメージ
全体 54.6% 72.2%(認知者中) 健康に良い
女性20代・30代 70%(30代) 80%以上
最も食べられている種類 43.2% 植物性ミート・大豆ミート
喫食後の感想 おいしかった(トップ)

不二製油 プラントベースフード調査結果

ニュースを読んでみた所感

プラントベースフードの認知度と喫食経験率が大幅に上昇している点が非常に興味深いと感じました。特に女性の若年層で高い数値を示していることから、健康志向や環境への配慮が食生活に反映されつつあることがうかがえます。この傾向は今後さらに加速する可能性があり、食品業界全体に大きな影響を与える可能性があると考えられます。

一方で、「おいしかった」という感想がトップである反面、「もの足りなかった」という声も多いことは注目に値します。今後のプラントベースフード市場の発展には、味や食感の改善が重要な課題となるでしょう。製品開発においては、従来の動物性食品に近づけるだけでなく、植物性食品ならではの魅力を引き出す工夫も必要になってくると予想されます。

また、健康イメージが女性高齢層で特に高いという結果は、マーケティング戦略に大きな示唆を与えています。今後は年齢層や性別に応じた製品開発やプロモーションが求められるかもしれません。さらに、環境への配慮という観点からも、プラントベースフードの普及は社会的な意義が大きいと考えられ、企業の社会的責任(CSR)の観点からも注目される分野になると予想されます。

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