ポーラ化成工業がレーザートーニングとルシノール®配合製剤の併用効果を発表、メラニン抑制効果が向上

ポーラ化成工業がレーザートーニングとルシノール®配合製剤の併用効果を発表、メラニン抑制効果が向上

PR TIMES より

記事の要約

  • 美容医療施術とルシノール®配合製剤の併用効果を確認
  • メラニン量の減少効果が高まることを実証
  • 美容医療施術とホームケアの組み合わせの有効性を証明

ポーラ化成工業がメラニン抑制効果の高い複合ケアを発表

ポーラ化成工業株式会社は2024年8月22日、ALOOP CLINIC & LABとの共同研究で美容医療施術と医薬部外品美白有効成分ルシノール®配合製剤の併用試験結果を発表しました。この研究では、レーザートーニング施術とルシノール®配合製剤によるホームケアを組み合わせることで、肝斑の元となるメラニン色素の抑制効果が高まることが確認されています。

共同研究では、48名の被験者を2群に分け、2週間ごとに6回のレーザートーニング施術を行う「LT施術単独群」と、LT施術に加えてルシノール®配合製剤を朝晩のホームケアとして毎日塗布する「複合ケア群」を比較しました。その結果、複合ケア群の方がLT施術単独群に比べてメラニン量がより大きく減少し、より早いタイミングから有意な差が認められたことが明らかになっています。

ポーラ化成工業では、これまでにルシノール®がメラニン合成に関わる酵素を阻害することでメラニン産生を抑えることを確認しています。今回の研究結果は、レーザートーニングによるメラニン色素を壊す作用と、ルシノール®によるメラニン色素の合成を抑える作用を組み合わせることで、より効果的にメラニン量を減少させることができることを示唆しています。

この研究成果は、美容医療施術とホームケアを適切に組み合わせる複合ケアの有用性を客観的な機器評価によって証明したものとなります。ポーラ化成工業では、今後もたるみなど他の肌悩みに対しても美容医療施術と製剤によるホームケア併用の効果を検証し、安全かつ効果の実感しやすいソリューションの提供を目指していく方針です。

本研究成果は2024年8月に開催される第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会で発表される予定となっています。この発表を通じて、美容医療と化粧品業界における新たな知見として注目を集めることが期待されます。研究成果の詳細や今後の展開については、学会発表後に更なる情報が公開される可能性があります。

美容医療施術とルシノール®配合製剤の併用効果まとめ

LT施術単独群 複合ケア群
施術内容 2週間ごとに6回のLT施術 LT施術 + ルシノール®配合製剤の毎日塗布
メラニン量の減少 減少 より大きく減少
効果の発現 通常の効果 より早いタイミングで有意差を確認
作用メカニズム LTによるメラニン色素破壊 LTによる色素破壊 + ルシノール®による合成抑制

ポーラ・オルビスHDニュースリリース

ニュースを読んでみた所感

ポーラ化成工業の今回の研究成果は、美容医療と化粧品業界の融合という点で非常に興味深いものです。特に、レーザートーニングという医療施術と、ルシノール®という化粧品成分を組み合わせることで相乗効果を得られたという点は、今後の美容ケアの方向性を示唆しているように感じられます。この研究は、専門的な医療施術と日常的なホームケアの両方の重要性を科学的に裏付けたという点で、消費者にとっても有益な情報となるでしょう。

今後は、この複合ケアのアプローチが他の肌悩みにも応用されることが期待されます。例えば、たるみや毛穴の開きなど、他の一般的な肌の悩みに対しても、医療施術と化粧品の組み合わせによる効果的なソリューションが開発される可能性があります。また、個人の肌質や生活習慣に合わせてカスタマイズされた複合ケアプログラムの開発なども、将来的に期待できるかもしれません。

ただし、この研究結果を一般化する前に、より大規模な臨床試験や長期的な効果の検証が必要であると考えられます。また、複合ケアの安全性や、異なる肌タイプや年齢層での効果の違いなども、今後の研究課題となるでしょう。美容医療と化粧品業界の連携がさらに進み、より効果的で安全な美容ソリューションが開発されることを期待したいと思います。

コメント