記事の要約
- WABILOGICがSenz V™︎で新サービス開始
- トップバリスタのレシピを再現可能に
- 店舗トレーニングや販促にも活用可能
Senz V™︎スマートハンドドリップデバイスの新サービス「バリスタレシピチャレンジ」開始
香港発のコーヒー機器メーカーWABILOGIC™は、2024年8月26日に新サービス「バリスタレシピチャレンジ」の開始を発表しました。このサービスは、同社のアプリ連動型スマートハンドドリップデバイス「Senz V™︎」を使用し、日本各地のトップバリスタのレシピを再現できるものです。専用アプリ内に公開されたレシピを見ながらハンドドリップをすることで、バリスタが淹れたようなコーヒーを家庭で楽しむことができます。
Senz V™︎は2024年初旬に一般販売が開始され、7月にはCafeResの展示会に初出展を果たしました。このデバイスは、日々のコーヒーライフを豊かにする次世代ドリッパーとして注目を集めています。さらに、カフェのスタッフトレーニングや販促イベントのツールとしても活用が期待されています。専用アプリには、WABILOGIC™独自のコーヒー専用SNS「ブリューシェア」が搭載されており、現在10人以上のトップバリスタがレシピを公開しています。
「バリスタレシピチャレンジ」では、粉量や湯量、お湯を注ぐペースまでもリアルタイムで表示されます。これにより、ユーザーは正確にバリスタのレシピを再現することができます。2024年7月のサービス開始以来、約20種類のレシピが公開されており、2024年末までに100レシピの公開を目指しています。公開中のレシピには、Narrative Approach CoffeeのmocaさんやCaffe mannaの長田夏季さんなど、各地で活躍するバリスタのものが含まれています。
WABILOGICは、「ビーンズショップコラボ」プログラムも展開しています。このプログラムでは、コーヒーショップやロースターがSenz V™︎を使用して各豆に合わせたハンドドリップレシピを作成し、購入者に最適な淹れ方を伝えることができます。また、公開されているレシピを見ることで、ショップや販売している豆に対する興味を喚起することも可能です。WABILOGICアプリや公式サイトでの特設ページ作成、QRコードやレシピカードのデータ提供なども行っています。
Senz V™︎は、スタッフのトレーニングツールや体験イベントにも活用できます。お湯の注ぐペースをグラフで可視化できる機能は、店舗スタッフのハンドドリップトレーニングに最適です。また、来店客向けの体験イベントにも使用でき、ハンドドリップの楽しさや豆の美味しさを伝えることができます。これにより、豆の販売促進にもつながることが期待されています。Fika Coffee roasteryの代表である森明美穂さんは、Senz V™︎がプロのバリスタによるコーヒーの検証や技術指導、店舗内での味の統一に役立つと評価しています。
Senz V™︎の主な機能と仕様まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | Senz V™ |
メーカー | WABILOGIC™ |
主な機能 | アプリ連動型スマートハンドドリップ |
寸法 | 幅:約15.5cm、奥行:約18.6cm、高さ:約28.8cm |
重量 | 約1.5kg |
電源 | USB Type-A |
対応OS | iPhone11以上 / Android5.0以上 |
ニュースを読んでみた所感
Senz V™︎の「バリスタレシピチャレンジ」サービスは、家庭でのコーヒー体験を大きく向上させる可能性を秘めていると感じました。特に、トップバリスタのレシピを正確に再現できる点は、コーヒー愛好家にとって非常に魅力的です。また、粉量や湯量、注ぐペースまでをリアルタイムで表示する機能は、初心者でも高品質なコーヒーを淹れられるようサポートしてくれるでしょう。
今後、このサービスにはさらなる機能の追加が期待されます。例えば、AIを活用して個々のユーザーの好みに合わせたレシピの提案や、ユーザー同士がレシピを共有し評価し合えるコミュニティ機能などがあれば、より魅力的になるでしょう。また、環境への配慮という観点から、使用済みのコーヒー粉のリサイクル方法や、持続可能な豆の選び方などの情報提供機能があれば、より総合的なコーヒーライフサポートツールになると思います。
長期的には、このようなテクノロジーを活用したコーヒー文化の発展に期待が高まります。Senz V™︎のようなデバイスが普及することで、一般の消費者のコーヒーに対する理解や appreciation が深まり、結果としてコーヒー産業全体の発展につながる可能性があります。また、カフェやロースターとの連携を強化することで、オンラインとオフラインを融合した新しいコーヒー体験の創出も期待できるでしょう。
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