記事の要約
- リンクスが新ウェッジ「BOMBA MAX」を発売
- 超ワイドソールとアーチデントソールを採用
- バンカー脱出性能が向上し、ダフリを防止
リンクスが新ウェッジ「BOMBA MAX」を発売、バンカー脱出性能が向上
株式会社リンクスは、2024年8月26日に新しいウェッジ「BOMBA MAX」の発売を発表しました。このウェッジは、2010年に発売された初代BOMBAウェッジの後継モデルとして、14年の試行錯誤を経て開発されました。BOMBA MAXは、より広くなったソール幅と新しく採用されたアーチデントソールにより、バンカー脱出性能をさらに高めています。
BOMBA MAXの特徴として、中空構造を維持しつつ、ソール幅を拡大し、トゥ側にウェイトを搭載してトゥヒールバランスを改善しています。さらに、重心位置をコントロールすることで、リンクスウェッジ史上最大の操作性を実現しました。ソールは、リンクス史上最大級の55mm幅の超ワイドソールに、真ん中が窪んだ「アーチデントソール」を採用しています。
アーチデントソールは、2段になっている独特のソール構造を持ち、1つのソールに2つのバウンス角(ダブルバウンス構造)があります。フロントバウンスは25度、リアバウンスは6度となっています。この構造により、超ワイドソールのBOMBAはダフりたくてもダフれない設計になっており、地面に刺さることなくソールがすべり、アーチデントソールによるリフトアップ効果で、柔らかい砂や難しいライでも深く沈むことなく楽に振り抜くことができます。
バンカーでの使用方法は非常にシンプルで、難しく考えずにいつものスイングをするだけで自動的にバンカーから脱出できます。ボールの少し手前から払うようにスイングするだけで一発脱出が可能です。また、グリーン周りのアプローチでも、パターのように手首を使わず払い打つだけで、ボールの少し手前からヘッドを入れるイメージで使用できます。
BOMBA MAXは、ロフト52度(AW)とロフト58度(SW)の2種類が用意されています。シャフトは、オリジナルスチールシャフト、オリジナルカーボンシャフト、カスタムスチールシャフト(日本シャフト社のN.S.PRO 950GHとN.S.PRO MODUS3 105)から選択可能です。このように、幅広いゴルファーのニーズに応える設計となっています。
BOMBA MAXウェッジの主な特徴まとめ
ソール構造 | バウンス角 | ロフト | シャフトオプション | |
---|---|---|---|---|
特徴 | 超ワイドソール(55mm幅) | フロント25度、リア6度 | 52度(AW)、58度(SW) | スチール、カーボン、カスタム |
メリット | ダフリ防止、抜け良さ向上 | バンカー脱出性能向上 | 多様な状況に対応 | プレーヤーの好みに合わせて選択可 |
使用シーン | バンカー、アプローチ | 難しいライ、柔らかい砂 | 様々なショット距離 | 幅広いゴルファー層 |
ニュースを読んでみた所感
BOMBA MAXの開発には14年もの歳月が費やされており、ゴルフクラブ設計における継続的な革新と改良の重要性が感じられます。特に、超ワイドソールとアーチデントソールの組み合わせは、バンカーショットの難しさを軽減する画期的なアプローチだと評価できます。この技術革新により、アマチュアゴルファーにとってバンカーショットの恐怖が軽減され、プレー体験の向上につながる可能性が高いでしょう。
今後、このような革新的なクラブ設計がさらに進化することを期待したいと思います。例えば、AIやシミュレーション技術を活用して、個々のゴルファーのスイング特性に合わせてカスタマイズされたソール設計を提供するなど、さらなるパーソナライゼーションが進むかもしれません。また、環境に配慮した素材の使用や、製造過程でのカーボンフットプリントの削減など、サステナビリティの観点からもゴルフクラブ業界全体が進化していくことを望みます。
BOMBA MAXの発売は、ゴルフ技術の向上だけでなく、ゴルフの楽しさを広げる可能性も秘めています。バンカーショットの改善により、多くのアマチュアゴルファーがスコアを伸ばし、ゴルフへの興味をさらに深めるかもしれません。このような革新が、ゴルフ業界全体の活性化や、若い世代のゴルフへの参入を促進することにつながれば、ゴルフ文化の発展にも大きく貢献するのではないでしょうか。
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