記事の要約
- ウエディングパークとT&Gが結婚式費用シミュレーションサービス「mieruu」を開発
- 全国20会場でβ版を運用開始、業界初の正式料金データ活用
- ユーザーの8割が推奨、費用の透明化と準備の不安解消を目指す
ウエディングパークとT&Gが結婚式費用シミュレーションサービス「mieruu」を共同開発
株式会社ウエディングパークは、2024年8月26日に株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)と共同で開発した結婚式費用シミュレーションサービス「mieruu(ミエルー)」のβ版を全国20会場で運用開始したと発表しました。このサービスは、結婚式場が提供する正式な料金データと過去の注文実績データを基に、消費者が式場見学前に自由に結婚式費用のシミュレーションができる業界初のWEBサービスとなっています。
mieru(ミエルー)は、結婚式費用の不透明さという業界課題に取り組むために開発されました。ウエディングパークの調査によると、結婚式準備において費用に関する不安があると回答した人が全体の約8割を占めており、この問題に対する解決策が求められていました。本サービスは、費用の透明化を図り、カップルの不安を軽減することを目指しています。
サービスの特徴として、結婚式場が提供する正確な料金データと過去の注文実績データを活用している点が挙げられます。ユーザーは人数ごとや費目(衣装、装花、料理など)ごとの実際にかかった費用の分布データを参考に、オリジナルの見積もりを作成できます。これにより、式場見学前に具体的な費用イメージを持つことができ、見学時により詳細な質問をすることが可能になります。
ウエディングパーク代表取締役社長の日紫喜誠吾氏は、本サービスを通じて「社会にとって結婚式のあるべき姿」を目指し、社会・業界の皆さんと共創していきたいと述べています。一方、T&G代表取締役社長の岩瀬賢治氏は、本サービスの活用を通じて、顧客と事業者が価格についての共通理解を持ち、より安心して楽しく結婚式準備ができる環境を整えたいと意欲を示しています。
mieru(ミエルー)のユーザーアンケート調査では、約8割のユーザーが費用感や金額調整のポイントを掴めたと回答し、同じく8割以上がサービスを推奨すると答えています。フリーコメントでは「安心」というワードが多く見られ、サービスの有効性が示されています。今後は他の会場にも展開し、業界全体の課題解決に寄与していくことが期待されています。
mieruu(ミエルー)サービスの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | mieruu(ミエルー) |
開発企業 | 株式会社ウエディングパーク、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G) |
運用開始日 | 2024年8月26日 |
運用会場数 | 全国20会場(β版) |
主な機能 | 結婚式費用のシミュレーション、オリジナル見積作成 |
使用データ | 結婚式場の正式料金データ、過去の注文実績データ |
ユーザー評価 | 約8割のユーザーが推奨、費用感や調整ポイントの把握に有効 |
ニュースを読んでみた所感
mieruu(ミエルー)の開発は、結婚式業界における長年の課題である費用の不透明さに対する画期的な解決策だと感じました。正式な料金データと過去の実績を活用することで、より現実的で信頼性の高いシミュレーションが可能になり、カップルの不安軽減に大きく貢献すると考えられます。特に、ユーザーの8割以上が推奨しているという点は、このサービスの有用性を強く裏付けていると言えるでしょう。
今後、このサービスがさらに進化することを期待しています。例えば、AIを活用してより個人化されたおすすめプランの提案や、バーチャルリアリティ技術を導入した仮想式場見学機能の追加などが考えられます。また、多言語対応を進めることで、インバウンド婚や国際結婚のカップルにも対応できるようになれば、サービスの価値がさらに高まるのではないでしょうか。
長期的には、mieru(ミエルー)が業界標準となり、結婚式の準備プロセス全体を変革することに期待が高まります。費用の透明化だけでなく、式場選びから当日の進行まで、デジタル技術を活用してより効率的で楽しい結婚式準備を実現することができるかもしれません。さらに、このような取り組みが他の業界にも波及し、消費者と事業者間の信頼関係構築に貢献することを願っています。
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