和光で田村能里子素描展を15年ぶりに開催、凛とつややかな女性像の世界を堪能できる機会に

和光で田村能里子素描展を15年ぶりに開催、凛とつややかな女性像の世界を堪能できる機会に

PR TIMES より

記事の要約

  • 和光で15年ぶりの田村能里子素描展開催
  • 四季のミューズをテーマにした壁画を展示
  • 素描40余点で女性像の美しさを表現

銀座・和光で「田村能里子素描展」が9月26日より開催

株式会社和光は、2024年9月26日から10月6日までの期間、セイコーハウスホールにて「田村能里子素描展 ー凛とつややかにー」を開催すると発表しました。本展は画家・田村能里子氏による和光では15年ぶり3回目の個展となります。田村氏は55年前にインドで制作の原点となる女性モデルたちと出会い、以来シルクロードやタイなどで生命感溢れる「姿」を描き続けています。

今回の展示会では、「四季のミューズ」と題した4枚の壁画を中心に、壁画に描かれた場面と素描のつながりを感じ取れる40余点が展示されます。素描一作一作に宿る、凛とした中にもつややかさを湛える女神(ミューズ)たちの世界を表現しています。田村氏の作品は、見つめるまなざし、しなやかな指先、美しさと力強さを湛える女性像を特徴としており、今回の展示でもその特徴が存分に発揮されることでしょう。

田村能里子氏は1944年愛知県一宮市生まれで、武蔵野美術大学を卒業後、インドに滞在し制作活動を開始しました。その後、中国やタイなど各地で制作を続け、数々の賞を受賞しています。代表作には「宝厳院襖絵」や「シルクロードの女たちシリーズ」があり、パラミタミュージアム(三重県)に常設展示されています。今回の展示会は、田村氏の長年にわたる創作活動の集大成ともいえる内容となっています。

田村能里子素描展の開催概要

項目 詳細
展示会名 田村能里子素描展 ー凛とつややかにー
開催期間 2024年9月26日(木)~10月6日(日)
会場 セイコーハウスホール(旧和光ホール)
住所 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階
営業時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
入場料 無料
主催 和光

和光公式サイト

ニュースを読んでみた所感

田村能里子氏の15年ぶりとなる和光での個展は、長年にわたる芸術活動の集大成として非常に興味深いものだと感じました。特に「四季のミューズ」をテーマにした壁画展示は、日本の四季と女性の美しさを融合させた独特の世界観を表現しており、多くの来場者の心を捉えることでしょう。また、素描と壁画のつながりを感じられる展示構成は、田村氏の創作プロセスを理解する上で貴重な機会となりそうです。

今後の展望としては、田村氏の作品をデジタル技術と組み合わせた新しい表現方法の模索も期待したいところです。例えば、VRやARを活用して素描の世界に没入できるような体験型展示があれば、若い世代にも田村氏の芸術をより身近に感じてもらえるかもしれません。また、田村氏の長年にわたる創作活動を振り返るドキュメンタリー映像の上映など、作品だけでなく作家としての軌跡も紹介する企画があれば、より深い理解につながるでしょう。

この展示会を通じて、日本の現代美術における女性画家の存在感がさらに高まることを期待しています。田村氏の作品が持つ「凛とした中にもつややかさを湛える」という特徴は、現代の女性像を表現する上で非常に示唆に富んでいます。今後、田村氏の作品や制作姿勢が若手アーティストにも影響を与え、日本の美術シーンがより多様で豊かなものになっていくことを願っています。

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