記事の要約
- 有楽町マルイでサステナブル家具イベント開催
- 廃棄予定の椅子を使用したリメイク家具を展示販売
- 女子美術大学の学生とコラボレーションした作品も
有楽町マルイでサステナブル家具イベント「LOOP design!」を開催
株式会社丸井グループは、2024年9月4日から10日まで有楽町マルイにてサステナブルな家具を販売するイベント「LOOP design!」を開催すると発表しました。このイベントでは、廃棄予定のモノをデザインの力でリメイクし、新たな価値を与える家具ブランド「enloop®」と女子美術大学の学生が共同制作した一点物の家具が展示販売されます。
「LOOP design!」では、”新品よりも、ずっといい”をテーマに商品展開がなされます。廃棄予定の椅子の一部を使用し、マガジンラックやサイドテーブルなど、芸術と家具が融合した全く新しいプロダクトへと生まれ変わらせた商品が販売されます。これらの商品は、サステナビリティを重視する消費者に向けた新しい価値提案となっています。
イベントを主催するのは、サイクラーズ株式会社とトライシクル株式会社が運営するリメイク家具ブランド「enloop®」です。また、共催として女子美術大学共創デザイン学科が参加しています。女子美術大学は2023年に開設された新設学科で、デザインをベースにビジネスやテクノロジーを融合した「共創教育」を行っており、今回のコラボレーションはその一環となっています。
「LOOP design!」で販売される商品例
商品名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
isunoco-st-001 | 35,000円 | ソファー・椅子の余り布を使用したスツール |
Blue lime | 21,000円 | 北欧家具風スツール、3色展開 |
millenoix | 38,000円 | 5層のアクリルを挟んだサイドテーブル |
asaoli chair Ⅰ | 32,000円 | 古い椅子の座面を麻糸で織り直したチェア |
ニュースを読んでみた所感
このイベントは、サステナビリティと芸術性を融合させた革新的な取り組みだと感じました。廃棄予定の家具に新たな命を吹き込むことで、環境への配慮とデザイン性の高い家具の両立を実現しています。特に、学生との共同制作は若い世代の創造性を活かす素晴らしい機会となっているでしょう。
今後は、このようなイベントがより大規模化し、多くの企業や教育機関を巻き込んでいくことを期待します。例えば、異なる分野の学生や専門家とのコラボレーションを通じて、より多様なアイデアや技術を取り入れることができるかもしれません。また、リメイク家具の製作過程をワークショップ形式で一般参加者に体験させるなど、イベントの教育的側面を強化することも考えられます。
サステナブルな消費への意識が高まる中、このようなイベントが定期的に開催されることで、消費者の選択肢が広がり、環境に配慮したライフスタイルの普及につながると考えられます。今後は、リメイク家具のレンタルサービスや、使用済み家具の回収システムの構築など、循環型経済を促進する新しいビジネスモデルの展開にも期待が高まります。
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