記事の要約
- 東京都とNPO法人が自然公園体験イベントを開催
- 小学生が「名人」から聞き書きを行い交流を図る
- 神津島での自然体験や影絵上演会も実施予定
東京都とNPO法人共存の森ネットワークが小学生向け自然公園体験イベントを開催
東京都とNPO法人共存の森ネットワークは、2024年9月20日から22日にかけて、神津島にて「第5回きく・かく・えがく~東京のふるさと・自然公園~」を開催すると発表しました。このイベントは、東京の自然公園エリアで暮らす「名人」から都内在住の小学生が話を聞き、その知恵や技、生き方について「聞き書き」を行うプログラムです。参加者は自然公園エリアと都内のその他エリアとの交流、青少年と熟年者の世代間交流を図ることができます。
イベントの内容は、神津島での聞き書き取材や自然体験、星空観察など多岐にわたります。参加者は9月21日の夜に竹芝客船ターミナルから船で出発し、22日朝に神津島に到着後、名人への取材を行い物語を作成します。その後、自然体験や星空観察を楽しみ、23日には島のシンボルである天上山に登ります。さらに、2025年3月中旬には23区内で取材成果の発表会と影絵上演会が予定されています。
参加対象は都内在住の小学5、6年生で、参加費は1人13,000円です。応募締切は2024年9月12日となっており、参加者は9月13日に発表されます。イベントの主催は東京都とNPO法人共存の森ネットワークで、東京ガスグループ「森里海つなぐプロジェクト」が協賛、あきる野市、奥多摩町、日の出町、檜原村が後援しています。自然公園での体験を通じて、子どもたちの環境意識を高める貴重な機会となることが期待されます。
小学生向け自然公園体験イベントの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | 第5回きく・かく・えがく~東京のふるさと・自然公園~ |
開催日程 | 2024年9月20日~22日(2泊3日) |
開催場所 | 神津島 |
対象 | 都内在住の小学5、6年生 |
参加費 | 1人13,000円(宿泊費、保険代含む) |
応募締切 | 2024年9月12日(木) |
主な活動内容 | 名人への聞き書き取材、自然体験、星空観察、天上山登山 |
ニュースを読んでみた所感
このイベントは、都市部の子どもたちに貴重な自然体験の機会を提供する素晴らしい取り組みだと感じました。特に、地域の「名人」から直接話を聞き、その知恵を学ぶ「聞き書き」の手法は、単なる観光ではなく、深い文化的交流を促進する点で非常に意義深いものです。また、2泊3日の宿泊を伴うプログラムは、子どもたちにとって大きな冒険となり、自立心や協調性を育む絶好の機会となるでしょう。
今後は、このようなイベントにデジタル技術を取り入れることで、さらに魅力的になる可能性があります。例えば、ARを活用した自然観察アプリや、SNSを使った参加者同士の交流促進、オンラインでの事前学習セッションなどが考えられるでしょう。また、イベント後のフォローアップとして、参加者が継続的に環境保護活動に関われるような仕組みづくりも重要だと思います。
長期的には、このようなイベントを通じて育った子どもたちが、将来的に環境保護や地域振興のリーダーとなることが期待されます。また、都市部と自然豊かな地域との継続的な交流は、都市と地方の共生という社会課題の解決にも貢献する可能性があります。今後も、このようなユニークで教育的価値の高いイベントが継続・拡大されることを願っています。
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