記事の要約
- CHUUMOが50機能の大型アップデートを実施
- 注文画面やキッチンプリンタなどの機能を改善
- 柔軟でスピーディーな開発・保守体制を実現
CHUUMOがモバイルオーダーシステムの大型アップデートを実施
マミヤ・オーピー株式会社は、2024年8月28日にモバイルオーダーシステム「CHUUMO」とオンライン精算機「VMT-700」の大型アップデートを発表しました。このアップデートでは、10月までに全50機能が追加・改善される予定です。ユーザビリティの向上を目指し、注文画面やキッチンプリンタなど、多岐にわたる機能の強化が行われます。
注文画面では、メニューレイアウトパターンの追加や売切商品の自動移動、アレルゲン表示の拡充などが実施されます。キッチンプリンタでは、同一商品の注文がまとまって発行されるようになり、業務効率の向上が期待されます。また、キッチンディスプレイの視認性向上や、ハンディ端末からの会計伝票印刷機能の追加など、多面的な改善が行われます。
CHUUMOの特徴として、開発から販売、保守までをグループ内で完結させている点が挙げられます。これにより、顧客ニーズに対して柔軟でスピーディーな対応が可能となっています。また、15年以上にわたる飲食店向けサービスの経験を活かし、全国の営業拠点や自社コールセンターを通じて、きめ細やかなサポートを提供しています。
CHUUMOの大型アップデート内容まとめ
機能カテゴリ | 主な改善点 |
---|---|
注文画面 | メニューレイアウトパターン追加、売切商品の自動移動、アレルゲン表示拡充 |
キッチンプリンタ | 同一商品の注文をまとめて発行 |
キッチンディスプレイ | ステータス変更商品の視認性向上、卓事の色分けグループ設定 |
ハンディ機能 | 座席メニューからの会計伝票印刷機能追加 |
その他 | 品目残数カウント方法の変更、卓数上限の拡大(99卓から1000卓へ) |
ニュースを読んでみた所感
CHUUMOの大型アップデートは、飲食店のデジタル化を加速させる重要な取り組みだと感じました。特に、注文画面やキッチンプリンタの機能改善は、顧客サービスの向上と店舗運営の効率化に直結する内容となっています。アレルゲン表示の拡充やテイクアウト注文の支払い方法追加など、多様化する顧客ニーズに応える姿勢も評価できます。
今後は、AIを活用した需要予測機能や、他の飲食店システムとの連携機能などが追加されると、さらに価値が高まる可能性があります。また、モバイルオーダーの普及に伴い、セキュリティ対策の強化も重要になってくるでしょう。データ分析機能を拡充し、店舗経営の意思決定支援ツールとしての役割も期待したいところです。
マミヤ・オーピー株式会社のグループ内完結型の開発・保守体制は、迅速な機能改善と顧客サポートを実現する強みとなっています。今後は、この強みを活かしつつ、オープンAPIの提供やサードパーティ開発者との連携を進めることで、エコシステムの拡大と更なるイノベーションの創出につながる可能性があります。飲食業界のDX推進における重要なプレイヤーとして、CHUUMOの進化に注目したいと思います。
コメント