グランドセイコーがキャリバー9R20周年記念限定モデルを発表、秋の穂高連峰をイメージしたデザインに注目

グランドセイコーがキャリバー9R20周年記念限定モデルを発表、秋の穂高連峰をイメージしたデザインに注目

PR TIMES より

記事の要約

  • グランドセイコーがキャリバー9R誕生20周年記念限定モデルを発売
  • 9R65搭載モデルと9R31搭載モデルの2種類を展開
  • 秋の穂高連峰をイメージしたグラデーションダイヤルを採用

グランドセイコーがキャリバー9R 20周年記念限定モデルを発表

セイコーウオッチ株式会社は、グランドセイコーブランドからスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R」の誕生20周年を記念した限定モデル2種を発売すると発表しました。キャリバー9R65を搭載したモデルは9月7日に792,000円(税込)で、キャリバー9R31を搭載したモデルは11月9日に1,166,000円(税込)で発売される予定です。

これらの限定モデルは、秋の穂高連峰をイメージしたグラデーションダイヤルを特徴としています。夜明けの日の光に照らされ徐々に浮かび上がる秋の穂高連峰の様子を表現し、削り取られたような岩肌を思わせる有機的な型打模様をダイヤルに施しています。さらに、信州時の匠工房の周辺の自然環境からインスピレーションを得た、美しいデザインとなっています。

キャリバー9R31を搭載したモデルは、2つの動力ぜんまいを用いたデュアル・スプリング・バレル機構により約72時間のパワーリザーブを実現しています。ケース厚10.2mmという薄型設計も特徴的です。一方、キャリバー9R65搭載モデルは、クラシックなスタイルを目指し、ボックス型サファイアガラスや立体的な時分針を採用しています。

グランドセイコー キャリバー9R 20周年記念限定モデルの詳細

SBGY035 SBGA499
ムーブメント キャリバー9R31 キャリバー9R65
価格(税込) 1,166,000円 792,000円
発売日 2024年11月9日 2024年9月7日
限定数量 世界700本(国内300本) 世界1,300本(国内600本)
ケースサイズ 38.5mm(厚さ10.2mm) 40.2mm(厚さ12.8mm)

グランドセイコー公式サイト

ニュースを読んでみた所感

グランドセイコーのキャリバー9R 20周年記念限定モデルは、技術と芸術性の融合を見事に体現していると感じました。特に、秋の穂高連峰をイメージしたグラデーションダイヤルは、日本の自然美を腕時計というキャンバスに表現する試みとして非常に興味深いです。この取り組みは、グランドセイコーの日本のブランドとしてのアイデンティティを強く打ち出すものだと言えるでしょう。

今後は、このような自然をモチーフにしたデザインをさらに発展させ、日本の四季や他の象徴的な風景をテーマにしたシリーズの展開も期待したいところです。また、環境保護活動とリンクさせたモデルの開発なども、ブランドの社会的責任を示す良い機会になるかもしれません。技術面では、さらなる薄型化や精度向上など、スプリングドライブ技術の更なる進化にも期待が高まります。

グランドセイコーの今回の取り組みは、高級時計市場における日本ブランドの地位を確固たるものにする一歩だと考えられます。しかし、グローバル市場でのブランド認知度向上や、若い世代へのアプローチなど、課題も残されています。今後は、伝統技術を守りつつも、デジタル技術との融合や新しいマーケティング戦略の導入など、時代に即した展開にも期待したいところです。

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