記事の要約
- Y. & SONSが2024年秋冬コレクションを公開
- 国内外の様々なブランドと共同でものづくりを展開
- 9月6日より順次販売開始、新作きものや羽織を展開
Y. & SONSの2024年秋冬コレクション発表と販売開始
株式会社やまとは、
新作の片貝木綿は、さんちのルーツにこだわった一着となっています。片貝木綿のさんちである「紺仁染織工房」は270年の歴史を持ち、天然染料を使用した染めを行っています。今回は初めて弁柄染めの糸を使用し、さんちならではのものづくりを大切にした生地を織り上げました。価格は68,200円(税込・仕立て付き)で、9月6日より販売開始となります。
その他にも、愛媛県の今治タオル生地を使用したきものや、十日町紬、米沢織などの新作が展開されます。また、カシミヤを専業とする「BODHI」とのコラボレーションによるニットや、Aeta、il micioなどのバッグや巾着、伝統的な組紐を用いた羽織紐なども用意されています。これらの商品は、9月上旬から11月上旬にかけて順次販売される予定です。
Y. & SONS 2024年秋冬コレクション商品まとめ
商品名 | 素材 | 価格(税込・仕立て付き) | 販売開始日 |
---|---|---|---|
片貝木綿 きもの(細縞) | 綿100% | 68,200円 | 2024年9月6日 |
片貝木綿 きもの(二重縞) | 綿100% | 66,000円 | 2024年9月6日 |
今治 きもの(裏毛パイル) | 綿100% | 71,500円 | 2024年11月上旬 |
十日町紬 きもの(七三) | 絹100% | 115,500円 | 2024年9月6日 |
米沢織 きもの(大籠目) | 絹100% | 181,500円 | 2024年9月上旬 |
ニュースを読んでみた所感
Y. & SONSの2024年秋冬コレクションは、伝統的な日本の織物技術と現代的なデザインを融合させた意欲的な試みだと感じました。特に、270年の歴史を持つ片貝木綿のさんちとのコラボレーションは、伝統工芸の継承と革新を両立させる素晴らしい取り組みだと評価できます。また、今治タオル生地を使用したきものなど、既存の概念にとらわれない製品開発も興味深い点です。
今後は、さらに多様な日本の伝統工芸とのコラボレーションを期待したいところです。例えば、九州や沖縄の染織技術を取り入れた商品開発や、伝統的な和紙を使用した新しい素材の開発なども面白いかもしれません。また、海外の伝統工芸とのコラボレーションも、グローバル市場での展開を考える上で重要になってくるでしょう。
Y. & SONSの取り組みは、きものを「特別なもの」ではなく日常的な「服」として提案している点が革新的です。今後は、この概念をさらに推し進め、きものの着付けをより簡単にする工夫や、洋服とのミックスコーディネートの提案など、きものの日常化をさらに促進する取り組みにも期待が高まります。また、サステナビリティの観点から、リサイクル素材の活用や、長く愛用できるデザインの提案にも注目したいところです。
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