記事の要約
- JOSEPH HOMMEが高品質・高価格帯の新ラインを発表
- MADE IN JAPANにこだわった全工程国内生産の商品展開
- 8月28日より全国の百貨店と公式通販サイトで発売開始
JOSEPH HOMMEがMADE IN JAPANにこだわった新ラインを発表
株式会社オンワード樫山は、メンズデザイナーズブランド『JOSEPH HOMME』において、MADE IN JAPANにこだわった高品質・高価格帯の新ラインを2024年8月28日より発売すると発表しました。この新ラインは、通常ラインの2.5倍の価格帯で展開され、素材の加工、染色、縫製の全工程を日本国内のJ∞QUALITY認定工場中心に行うことで、品質を限りなく追求しています。
新ラインの特徴として、適度なフォルムを持ったデザインが挙げられます。カラーはブランドの強みであるブラックを基調とし、ホワイト、グレー、ベージュなどのベーシックカラーで構成されています。ファーストコレクションとなる24年秋冬では、限定50着のカウレザーライダースや高級ネクタイメーカーで織られたジャガード素材のアイテムなど、全31型が登場する予定です。
発売を記念して、8月28日から9月17日までの3週間、銀座三越本館6FのGINZAステージにてPOP UP STOREが開催されます。ここでは1stデリバリーの14型全てを展示し、顧客が直接商品を確認できる機会を提供します。新ラインは、全国の百貨店を中心とした『JOSEPH HOMME』ショップと公式通販サイト「オンワード・クローゼット」にて順次発売される予定です。
JOSEPH HOMME新ライン主要アイテムまとめ
カウレザーライダース | クレストジャガードセットアップ | ションヘルギャバジンセットアップ | ウールトリプルパイルコート | |
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価格(税込) | ¥341,000 | ¥165,000〜¥385,000 | ¥77,000〜¥187,000 | ¥363,000〜¥374,000 |
特徴 | 限定50着、シリアルナンバー入り | 高級ネクタイメーカー製ジャガード使用 | ヴィンテージ織機使用 | 3重織り無染色ウール使用 |
カラー | ブラック | ダークグレイ | ブラック | 羊毛本来の色 |
デリバリー | 1st(8月28日〜) | 1st(8月28日〜) | 1st(8月28日〜) | 2nd(10月上旬〜) |
ニュースを読んでみた所感
JOSEPH HOMMEの新ラインは、日本の繊細な技術と職人技を活かした高品質な製品づくりへの取り組みとして評価できます。特に、食用和牛の皮を活用したカウレザーライダースは、サステナビリティの観点からも興味深い試みです。このような付加価値の高い商品展開は、国内生産の減少が続く日本のアパレル業界にとって新たな可能性を示していると言えるでしょう。
今後は、この新ラインの成功を踏まえて、さらに日本の伝統技術を活かした商品開発に期待がかかります。例えば、日本の伝統的な染色技術を用いた商品や、地域特有の織物を使用したアイテムなど、より多様な「MADE IN JAPAN」の魅力を発信できる可能性があります。また、このような取り組みを通じて、若手職人の育成や技術の継承にも貢献できるのではないでしょうか。
消費者の観点からは、高価格帯の商品ではありますが、その品質と背景にあるストーリーをしっかりと伝えることが重要になってくるでしょう。POP UP STOREの開催は良い取り組みですが、オンラインでも商品の魅力や製造過程を詳しく紹介するなど、より多くの消費者に価値を伝える工夫が必要かもしれません。長期的には、この新ラインが日本のモノづくりの価値を再認識させ、アパレル産業全体の活性化につながることを期待します。
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