メナード化粧品が超分子ハイドロジェルの技術でRSC Advances Awardを受賞、ドラッグデリバリーへの応用期待

メナード化粧品が超分子ハイドロジェルの技術でRSC Advances Awardを受賞、ドラッグデリバリーへの応用期待

PR TIMES より

記事の要約

  • メナード化粧品がRSC Advances Awardを受賞
  • 超分子ハイドロジェルの技術が評価
  • ドラッグデリバリー技術への応用期待

日本メナード化粧品、RSC Advances Award受賞

日本メナード化粧品株式会社は2024年12月26日、第62回日本油化学会年会にてRSC Advances Awardを受賞したと発表しました。名古屋工業大学との共同研究で開発した「超分子ハイドロジェル」の技術に関する発表が高く評価されたのです。このハイドロジェルは、特定の界面活性剤とα-シクロデキストリンを混合することで形成されます。

この研究では、超分子ハイドロジェルの構造と、濃縮による構造変化を詳細に解析しました。正方晶充填構造から六方晶構造への変化、それに伴うドメインサイズの縮小などが確認されています。これらの特性から、有効成分を安定に保持し、塗布後に肌への浸透性を高めるドラッグデリバリーシステムへの応用が期待されています。

受賞研究発表のタイトルは「Characterization of hydrogels formed by PEG-based surfactants based on host-guest chemistry」です。発表者は日本メナード化粧品株式会社の豊田直晃氏ら、名古屋工業大学の山本勝宏准教授らです。この技術は、化粧品や医薬部外品における製剤技術の革新に貢献する可能性を秘めています。

受賞研究発表の概要

項目 詳細
発表タイトル Characterization of hydrogels formed by PEG-based surfactants based on host-guest chemistry
発表者(日本メナード化粧品) 豊田 直晃、山口 剛、洲嵜 真一、澤田 均
発表者(名古屋工業大学) 山本 勝宏
研究概要 PEG系界面活性剤とα-シクロデキストリンを用いた超分子ハイドロジェルの構造と動的変化の解析
受賞 RSC Advances Award
学会 第62回日本油化学会年会(2024年9月3-5日)

日本メナード化粧品株式会社

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