Hattendo Internationalがシンガポールに3店舗目をオープン、海外展開10年で事業拡大とアライアンス強化進める

Hattendo Internationalがシンガポールに3店舗目をオープン、海外展開10年で事業拡大とアライアンス強化進める

PR TIMES より

記事の要約

  • Hattendo Internationalがシンガポールに3店舗目をオープン
  • 海外展開10年で事業拡大とアライアンス強化
  • ハラール認証取得とグローバル輸出事業を開始

Hattendo Internationalのシンガポール3店舗目オープンと海外事業拡大

株式会社Hattendo Internationalは、2024年8月8日にシンガポールの直営店3店舗目となる「PIPES by HATTENDO@Alexandra」をグランドオープンしました。Hattendo Internationalは株式会社八天堂のグループ会社で、「くりーむパン」を主力商品として世界中の人々を笑顔にするというミッションのもと、海外向けの事業企画を推進しています。

八天堂の海外展開は2014年のシンガポールでの催事出店から始まり、現在ではシンガポール3店舗、香港1店舗、カナダ7店舗、マレーシア1店舗と、アライアンスを含めた店舗展開を行っています。2015年にはシンガポールに現地法人を設立し、直営事業とライセンス事業を開始しました。2019年には株式会社Hattendo Internationalを設立し、海外事業の拡大を加速させています。

2022年には、ムスリム市場への展開を見据え、マレーシアのパートナー企業と連携してハラール製品の製造を開始し、「くりーむパン」のハラール認証も取得しました。さらに、2023年8月からは日本で製造した「くりーむパン」の輸出事業を開始し、アメリカをはじめフィリピン、ベトナムなどへの卸販売を加速させています。

新店舗の「PIPES by HATTENDO@Alexandra」は、シンガポールのアレクサンドラ地区にあるモメンタスホテルアレクサンドラの1階に位置しています。営業時間は平日が7:00~16:00、土曜日が7:00~12:00となっており、くりーむパンの他、サンドイッチ6種類とドリンクを提供しています。オープンを記念して、ハラール認証を取得したくりーむパンの販売も行われています。

八天堂の海外展開の歩みは、2014年のシンガポールでの初催事から始まり、現地法人の設立、直営店やライセンス店の展開、ハラール認証の取得、そして輸出事業の開始と、着実に拡大しています。今後も「ニッポンの美味しい」を世界に広めるべく、さらなる事業拡大が期待されます。

Hattendo Internationalの海外展開まとめ

出来事 展開国 事業内容
2014年 海外初催事開催 シンガポール 催事販売
2015年 現地法人設立 シンガポール 直営事業、ライセンス事業
2017年 直営店開店、ライセンス事業開始 シンガポール、香港 直営店舗運営、ライセンス事業
2019年 Hattendo International設立、ライセンス事業拡大 日本、カナダ 海外事業統括、ライセンス事業
2022年 ハラール認証取得、製造開始 マレーシア ハラール製品製造・販売
2023年 輸出事業開始、ライセンス事業拡大 アメリカ、フィリピン、ベトナム、マレーシア 輸出事業、ライセンス事業
2024年 シンガポール3店舗目オープン シンガポール 直営店舗運営

八天堂公式サイト

ニュースを読んでみた所感

Hattendo Internationalの海外展開戦略は、段階的かつ多角的なアプローチが印象的です。シンガポールでの催事出店から始まり、直営店舗の展開、ライセンス事業の拡大、そしてハラール認証取得まで、着実に事業基盤を構築している点が評価できます。特に、ムスリム市場を視野に入れたハラール認証の取得は、今後の事業拡大において大きな強みとなるでしょう。

今後は、各国の食文化や嗜好に合わせた商品開発にも期待したいところです。例えば、現地の食材を使用したくりーむパンの開発や、各国の伝統的なスイーツとのコラボレーションなど、ローカライズ戦略をさらに推し進めることで、より幅広い顧客層の獲得が可能になるかもしれません。また、デジタルマーケティングの強化や、eコマース展開の加速も、グローバル市場での存在感を高める上で重要になってくると考えられます。

「ニッポンの美味しい」を世界に広めるという八天堂のミッションは、日本の食文化の魅力を国際的に発信する上で重要な役割を果たしています。今後は、サステナビリティへの取り組みや、地域社会との連携強化など、企業の社会的責任にも注目が集まるでしょう。八天堂の海外展開が、日本の食文化外交の一翼を担うような存在に成長することを期待しています。

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