錦城護謨が視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を提供、全日本視覚障害者学生柔道大会での環境整備に貢献

錦城護謨が視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を提供、全日本視覚障害者学生柔道大会での環境整備に貢献

PR TIMES より

記事の要約

  • 錦城護謨が視覚障害者用歩行誘導マットを提供
  • 全日本視覚障害者学生柔道大会で「歩導くんガイドウェイ」設置
  • 屋内移動支援で選手の試合集中をサポート

錦城護謨の「歩導くんガイドウェイ」が視覚障害者スポーツを支援

錦城護謨株式会社は、2024年7月28日に東京・講道館で開催された第17回全日本視覚障害者学生柔道大会において、屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を設置しました。このマットは道場からトイレまでの約35メートルの区間に敷設され、選手たちが試合に集中できる環境を提供することに貢献しています。

「歩導くんガイドウェイ」は、白杖で叩いたときの床の音や当たり心地、足裏から伝わる感触の違いにより、視覚障害者を目的地まで安全に誘導できる製品です。表面に凹凸がなく、製品外周になだらかな傾斜があるため、車いす利用者や高齢者、ベビーカー利用者なども含めたすべての人が自由に移動できるユニバーサルデザインとなっています。

錦城護謨は、日本ゴールボール協会のオフィシャルサプライヤーとしても協力しており、スポーツを通じて、すべての人が自由に移動できる環境の整備を目指しています。「歩導くんガイドウェイ」は2015年の発売以来、国内の公共施設、病院、オフィスビルなどで累計1200か所以上に導入されており、その実績が評価されています。

この製品は、既存の建物への柔軟な対応が可能で、両面テープで簡単に設置できる点も特徴です。カラーバリエーションも6色展開されており、特注色の製作も可能となっています。錦城護謨は、公共・民間施設での理解促進と普及拡大を進めており、今後もユニバーサルデザインの推進に貢献していくことが期待されます。

「歩導くんガイドウェイ」は、iF DESIGN AWARD 2016、German Design Awards 2018、IDEA 2019、ソーシャルプロダクツ・アワード2024など、数多くの賞を受賞しています。これらの受賞歴は、製品のデザインと機能性が国際的にも高く評価されていることを示しており、今後のさらなる普及と発展が期待されています。

「歩導くんガイドウェイ」の特徴まとめ

項目 詳細
製品名 歩導くんガイドウェイ
製造会社 錦城護謨株式会社
用途 視覚障害者用屋内歩行誘導マット
特徴 ユニバーサルデザイン、簡単設置、既存建物対応
カラーバリエーション 6色展開(特注色も可能)
導入実績 累計1200か所以上(2024年8月時点)
受賞歴 iF DESIGN AWARD 2016, German Design Awards 2018, IDEA 2019, ソーシャルプロダクツ・アワード2024
スクロールできます

歩導くんガイドウェイ公式サイト

ニュースを読んでみた所感

錦城護謨の「歩導くんガイドウェイ」は、視覚障害者のみならず、すべての人の移動をサポートする革新的な製品だと感じました。特に、スポーツ大会での活用は、障害者スポーツの環境整備に大きく貢献しているように思います。既存の建物に簡単に設置できる点や、ユニバーサルデザインを採用している点は、今後の普及に大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。

今後は、この技術をさらに発展させ、屋外でも使用可能なバージョンの開発や、スマートフォンと連携したナビゲーションシステムとの統合などが期待されます。また、公共施設や商業施設での導入をさらに促進するための政策支援や、企業の社会的責任(CSR)活動との連携も重要になってくるのではないでしょうか。

錦城護謨の取り組みは、技術革新を通じて社会課題の解決に貢献する好例だと言えます。今後は、この製品を通じて得られたノウハウを活かし、さらに幅広い分野でのバリアフリー化やユニバーサルデザインの推進に取り組んでいくことを期待しています。同時に、他の企業や研究機関との協力により、より多くの人々の生活の質を向上させる製品開発につながることを願っています。

コメント