大阪・梅田のre:Dine大阪にアバターロボットが登場、AIと人間が連携し新たな接客サービスを提供

大阪・梅田のre:Dine大阪にアバターロボットが登場、AIと人間が連携し新たな接客サービスを提供

PR TIMES より

記事の要約

  • 大阪・梅田駅前の飲食施設にロボットが接客スタッフとして登場
  • アバターロボットSota100とCGアバターが顧客に情報提供
  • シェア型フードホール『re:Dine 大阪』が9月6日にオープン

大阪・梅田駅前の飲食施設にアバターロボットが導入

株式会社favyは、2024年9月6日に大阪・梅田駅前「グラングリーン大阪」の「JAM BASE」(北館)1階に『re:Dine(リダイン) 大阪』をオープンします。このフードホールでは、2024年9月10日から9月29日までの期間、ムーンショット型研究開発事業目標1アバター共生社会プロジェクト体験型実証実験「アバターランド」が開催されることになりました。

アバターランドでは、小型ロボットアバターのSota100とCGアバター用のデジタルサイネージが設置されます。これらのアバターは、AIと遠隔操作者である人が連携して、来店したお客様にre:Dine大阪のメニューなどの情報を提供します。アバターとヒトが一緒に暮らす社会をつくる実証・体験イベントとして注目を集めそうです。

『re:Dine 大阪』は、favyが運営するシェア型フードホールで、関西エリアでの初出店となります。5店舗、85席を擁するフードホールでは、モバイルオーダーやキャッシュレス決済などの飲食DX技術を活用しています。テーブルから全ての店舗の商品を注文でき、お支払いもテーブル単位でまとめることができる点が特徴となっています。

小型ロボットアバターのSota100は、机に乗るサイズで身振り手振りや音声で自然な対話ができます。一方、CGアバターは等身大サイズのデジタルサイネージの中に登場し、細やかなアニメーションで自然な対話が可能です。これらのアバターの導入により、従来の飲食体験に新たな要素が加わることが期待されます。

アバターランドは、公益財団法人大阪産業局や一般社団法人i-RooBO Network Forumなどの後援・協力のもと実施されます。この取り組みは、アバター技術の実用化や社会実装に向けた重要なステップとなるでしょう。来店者はアバターとの対話を通じて、近未来の飲食サービスを体験できる貴重な機会となりそうです。

re:Dine 大阪の概要まとめ

項目 詳細
施設名 re:Dine 大阪
所在地 大阪府大阪市北区大深町6番38号グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 1階
客席数 85席
営業時間 11:00〜23:00 (L.O 22:00)
定休日 なし
アバターランド実施期間 2024年9月10日(火)〜9月29日(日)

アバターランドの詳細はこちら

ニュースを読んでみた所感

re:Dine 大阪にアバターロボットを導入する試みは、飲食業界におけるテクノロジー活用の新たな可能性を示していると感じました。特に、AIと人間のオペレーターが連携してサービスを提供する点は、完全自動化ではなく人間の温かみを残しつつ効率化を図る興味深いアプローチだと思います。この取り組みが成功すれば、労働力不足に悩む飲食業界に新たな選択肢を提供することになるかもしれません。

今後は、アバターロボットの対応言語の拡充や、より複雑な注文にも対応できる機能の追加が期待されます。例えば、食物アレルギーへの対応や、客層に合わせたメニュー推薦機能なども実装されれば、より付加価値の高いサービスになるのではないでしょうか。また、アバターの外見や声をカスタマイズできる機能があれば、店舗の雰囲気やブランドイメージに合わせたサービス提供が可能になると考えます。

この実証実験を通じて、アバターロボットと人間のスタッフがどのように協働していくかも注目点です。技術の導入により人間のスタッフの仕事内容がどう変化し、どのようなスキルが求められるようになるのか、労働環境や雇用形態への影響も含めて検証されることを期待します。アバター共生社会の実現に向けて、この取り組みから得られる知見は非常に価値があるものになるでしょう。

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