サンスターが「おくち元気チェック」アプリをリニューアル、オーラルフレイル予防機能を強化し利便性が向上

PR TIMES より

記事の要約

• サンスター、「おくち元気チェック」アプリをリニューアル
• お口の筋力トレーニング機能と履歴確認機能を追加
• オーラルフレイル予防に向けた取り組みを強化

サンスターの「おくち元気チェック」アプリがリニューアル、オーラルフレイル予防機能を強化

サンスターグループは、無料スマートフォンアプリ「おくち元気チェック」を2024年8月22日にリニューアルしました。このアプリは、お口の元気度を数値化しセルフチェックすることができる機能を持っています。今回のリニューアルでは、お客様の要望に応えて、お口の筋力トレーニング機能「60回トレーニング」と履歴確認機能が新たに追加されました。

「60回トレーニング」では、「パ」「タ」「カ」「ラ」から一音を選び、その音をできるだけ速く60回発声することでお口の筋力を鍛えることができます。オーラルフレイル予防には、早い段階でお口の変化に気づき、適切なケアとトレーニングを継続することが重要とされています。履歴確認機能では、トレーニング結果の経過をグラフで確認したり、トレーニングの継続日数を記録したりすることが可能になりました。

サンスターは2018年からオーラルフレイルに関する取り組みを行っており、「毎日パタカラ」アプリの提供や「おくち元気チェック」アプリの開発など、様々な施策を展開してきました。オーラルフレイルは、40代頃から始まる口の機能低下に注目した日本発の概念で、進行すると栄養摂取のバランスが崩れ、身体機能の低下や死亡率にも関連することが明らかになっています。

今回のリニューアルは、ユーザーがより簡単にオーラルフレイルの予防に取り組めるようにするためのものです。サンスターは、人々が健やかな歯とお口で元気に楽しい毎日を過ごせるよう、今後もサービスや情報の提供に努めていくとしています。なお、「毎日パタカラ」アプリは2024年末をもってサービスを停止する予定で、トレーニング機能は「おくち元気チェック」アプリに集約されます。

東京都健康長寿医療センターの平野浩彦部長は、本アプリについて、オーラルフレイルの早期発見と適切な対応の重要性を指摘しています。口腔機能は衰えに気づいた時にはすでに大きく低下していることが多いため、早期にその兆しをチェックし、適切な対応を取ることが重要だと述べています。アプリの日常的な活用が、オーラルフレイル予防に役立つことが期待されています。

「おくち元気チェック」アプリの新機能まとめ

サンスターオーラルフレイルケアプロジェクト

サンスターの「おくち元気チェック」アプリリニューアルに関する考察

サンスターの「おくち元気チェック」アプリのリニューアルは、オーラルフレイル予防に対する意識向上と実践的なサポートを提供する点で非常に評価できます。特に、トレーニング機能と履歴確認機能の追加は、ユーザーが継続的にお口の健康管理に取り組むモチベーションを維持するのに役立つでしょう。また、一つのアプリでチェックとトレーニングの両方が可能になったことで、ユーザビリティが大幅に向上したと言えます。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した個別化されたトレーニングプランの提案や、栄養管理と連携したアドバイス機能などが考えられます。また、高齢者や介護者向けのモードを追加することで、より幅広い層にアプローチできる可能性があります。さらに、歯科医師や言語聴覚士などの専門家とのオンライン相談機能を組み込むことで、より専門的なケアへの橋渡しができるかもしれません。

オーラルフレイル予防の重要性が社会的に認知されつつある中、このようなアプリの存在は非常に意義深いものです。今後は、他の健康管理アプリやウェアラブルデバイスとの連携、さらには医療機関のデータベースとの統合など、より包括的な健康管理システムの一部としての発展が期待されます。サンスターには、このアプリを通じて得られるデータを活用した研究開発や、より効果的なオーラルケア製品の開発にも取り組んでいってほしいですね。