RDSと伊藤智也選手が金メダル挑戦、60歳での優勝を目指しペルモビール社と車いすのパーソナライズ技術を開発

RDSと伊藤智也選手が金メダル挑戦、60歳での優勝を目指しペルモビール社と車いすのパーソナライズ技術を開発

PR TIMES より

記事の要約

  • RDSが伊藤智也選手と金メダル挑戦
  • 車いすのパーソナライズ技術を開発
  • ペルモビール社と提携し技術共有

RDSと伊藤智也選手の60歳での金メダル挑戦

株式会社RDSは2024年8月22日に、車いす陸上競技の伊藤智也選手との金メダル挑戦プロジェクトについて発表しました。2016年にRDS代表の杉原行里との出会いをきっかけに現役復帰を決意した伊藤選手は、RDSと共に感覚の数値化や身体データを活用したトレーニング、マシン開発に取り組んできました。

2021年の東京大会では57歳で出場し、事前テストで世界最速タイムを記録するも直前のクラス変更により入賞を逃しました。しかし、その後もトレーニングを重ね、2大会連続で日本代表に選出されています。2024年のパリ大会では60歳での金メダル獲得を目指し、T52クラスでの優勝を狙います。

RDSが開発した陸上競技用車いす「RDS WF01TR」は、伊藤智也選手を開発ドライバーとして迎え、アスリートの能力を最大限に引き出すことを目的としています。モーションキャプチャーを活用した動作分析やデータに基づくマシンのパーソナライズにより、選手のベストパフォーマンスを引き出す工夫がなされています。

この開発過程で得られた知見は、シーティングポジションの最適解を導き出すシミュレーター「RDS SS01」の開発につながりました。さらに、その後継となる「bespo」の開発へと進化し、国立障害者リハビリテーションセンター研究所や千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)との共同研究によって、車いすのパーソナライズ技術の社会実装を目指しています。

RDSはさらに、世界的な車いすメーカーであるスウェーデンのペルモビール社と提携を結びました。両社は車いすのパーソナライズというミッションを共有し、蓄積された知見や最先端技術を共有することで、日常生活での実用化を目指しています。既にRDSの「bespo」と「MIGRA」によって得られたデータをペルモビールの車いす「TiLite」に応用する実験が開始されており、9月からはニュージーランドでの実証実験も予定されています。

RDSと伊藤智也選手の金メダル挑戦プロジェクトの概要

項目 詳細
選手名 伊藤智也
年齢 60歳(パリ大会時)
目標大会 2024年パリパラリンピック
出場種目 車いす陸上T52クラス
使用マシン RDS WF01TR
開発技術 モーションキャプチャー、データ分析、パーソナライズ
提携企業 ペルモビール社(スウェーデン)

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