記事の要約
- ポメリーがブリュット誕生150周年記念新キュヴェを発売
- 「アパナージュ ブリュット 1874」を2024年10月より販売開始
- 日本の有名シェフとのペアリングメニューを特設サイトで公開
ポメリー、150周年記念の新キュヴェ「アパナージュ ブリュット 1874」を発表
ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社は、シャンパーニュ ポメリーの新商品「アパナージュ ブリュット 1874」を2024年10月より発売することを発表しました。この新キュヴェは、マダム・ポメリーによる史上初のブリュット(辛口)シャンパーニュ誕生から150周年を記念して創造されたものです。1874年に誕生した世界初のブリュットシャンパーニュの伝統を受け継ぎ、現代のガストロノミーと調和する味わいを目指しています。
新キュヴェの特徴として、17のクリュを使用し、偉大なテロワールの個性と独自性を表現しています。また、2018年を中心に2012年と2015年のヴィンテージをブレンドし、メゾン初のパーペチュアル・リザーヴによるマルチ・ヴィンテージキュヴェとなっています。テイスティングノートには、白い花の妖艶なブーケや熟した柑橘類の香り、滑らかで繊細なアタック、テロワールによるミネラルとエレガントさのバランスなどが記されています。
ポメリーは、この新キュヴェの発売に合わせて特設ウェブサイトを公開しました。サイトでは「アパナージュ ブリュット 1874」の誕生ストーリーやコンセプト、テイスティングコメントなどが紹介されています。さらに、日本を代表する8名のシェフとコラボレーションしたペアリングメニューやスペシャルインタビューも掲載されており、新キュヴェの魅力を多角的に伝えています。
コラボレーションに参加したシェフには、京都吉兆の徳岡邦夫氏、龍吟の山本征治氏、ピエール・ガニェールの赤坂洋介氏など、日本のガストロノミーを代表する顔ぶれが揃っています。各シェフがアパナージュ ブリュット 1874に合わせて考案したペアリングメニューは、シャンパーニュと日本料理の新たな可能性を示唆するものとなっています。これらのメニューやインタビューは、特設サイトで詳しく紹介されており、シャンパーニュ愛好家だけでなく、美食家にとっても興味深い内容となっています。
新キュヴェ「アパナージュ ブリュット 1874」は、750mlボトルで希望小売価格11,000円(税別)となっています。2024年10月の一般発売に先立ち、9月から一部限定店舗での先行販売も予定されています。ポメリーは、この新キュヴェを通じて、シャンパーニュの伝統と革新、そして日本の食文化との融合を体現し、ブランドの歴史に新たな1ページを加えようとしています。
アパナージュ ブリュット 1874の特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | アパナージュ ブリュット 1874 |
発売日 | 2024年10月(一部限定店舗で9月より先行発売) |
容量 | 750ml |
希望小売価格 | 11,000円(税別) |
使用クリュ数 | 17 |
ブレンド年 | 2018年中心、2012年と2015年を使用 |
品種構成 | ピノ・ノワール45%、シャルドネ40%、ムニエ15% |
ドサージュ | 8g/L |
熟成期間 | 48か月以上+デゴルジュマンから4か月以上 |
ニュースを読んでみた所感
ポメリーが発表した「アパナージュ ブリュット 1874」は、シャンパーニュの伝統と革新を見事に融合させた製品だと感じました。150年前に世界初のブリュットシャンパーニュを生み出した歴史を踏まえつつ、現代のガストロノミーに合わせた新たな味わいを追求している点が非常に興味深いです。特に、17のクリュを使用し、複数年のヴィンテージをブレンドしてパーペチュアル・リザーヴを採用するなど、複雑性と深みを追求する姿勢が伝わってきます。
日本の一流シェフとのコラボレーションによるペアリングメニューの展開は、非常に魅力的な取り組みだと思います。シャンパーニュと日本料理の組み合わせは、新たな食文化の創造につながる可能性を秘めています。今後は、このような異文化間のコラボレーションをさらに拡大し、例えば日本の伝統的な酒器を用いたシャンパーニュの楽しみ方や、日本の四季に合わせたペアリングの提案などがあれば面白いかもしれません。
シャンパーニュの歴史と現代のガストロノミーを結びつけるこの取り組みは、ワイン業界全体にも影響を与える可能性があります。今後は、持続可能性や環境への配慮といった観点からの取り組みや、デジタル技術を活用した新しい体験の提供など、さらなる革新が期待されます。ポメリーには、この150周年を機に、シャンパーニュの未来を切り開く先駆者としての役割を果たしていってほしいと思います。
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