熊本県荒尾市が荒尾梨の新ブランド『ことのみ』を発表、SNSキャンペーンやコラボメニューフェアで地域活性化を目指す

熊本県荒尾市が荒尾梨の新ブランド『ことのみ』を発表、SNSキャンペーンやコラボメニューフェアで地域活性化を目指す

PR TIMES より

記事の要約

  • 荒尾梨の新ブランド『ことのみ』を発表
  • 8月からSNSキャンペーンを開始
  • 9月に限定コラボメニューフェアと試食会を実施

荒尾梨ブランド『ことのみ』のPRキャンペーン展開

熊本県荒尾市の玉名農業協同組合 荒尾梨部会は、荒尾梨の新ブランド『ことのみ』を2024年8月23日に発表しました。このブランドは厳選された荒尾梨の中でも特に優れた品質のものを集めたもので、甘くてジューシーな味わいと香りが特徴となっています。『ことのみ』という名称には「言葉を宿す実」という意味が込められており、かつての炭鉱の街で労働者たちが感謝の気持ちを込めて梨を贈っていた歴史が背景にあります。

PRキャンペーンの一環として、8月1日から10月20日までSNSキャンペーンが実施されます。X(旧Twitter)やInstagramで「#ワタシと荒尾巡り」のハッシュタグをつけて荒尾梨や市内の観光施設の投稿をすると、抽選で20名に特産品がプレゼントされるという内容になっています。対象施設にはグリーンランドや万田坑、荒尾干潟などが含まれており、荒尾市の観光促進も兼ねたキャンペーンとなっています。

さらに9月7日からは、市内の飲食店やホテルとコラボした限定メニューフェアが開催されます。のあそびlodge、ホテルヴェルデ、Clover’sなどの施設が参加し、『ことのみ』を使った特別なメニューを提供します。例えば、のあそびlodgeの「のあそびキッチン」では、荒尾梨ラッシーや荒尾梨ゴロゴロフルーツポンチサイダーなどが楽しめるようになっています。

また、9月8日にはゆめタウンシティモールとゆめタウン光の森で試食会が開催されます。これらのイベントを通じて、『ことのみ』の美味しさを直接体験できる機会が提供されるとともに、荒尾市の魅力も広くアピールされることになるでしょう。JAたまな荒尾梨部会は、これらのキャンペーンを通じて新ブランドの認知度向上と地域活性化を目指しています。

『ことのみ』(品種はあきづき)は、JAたまな荒尾梨部会で販売されているほか、ゆめタウンシティモールをはじめとした県内のゆめタウン等でも購入可能となっています。このブランド展開により、荒尾梨の知名度向上と消費拡大が期待されており、地域農業の発展にも寄与すると考えられています。

『ことのみ』PRキャンペーンの概要

SNSキャンペーン コラボメニューフェア 試食会
期間 2024年8月1日~10月20日 2024年9月7日~なくなり次第終了 2024年9月8日
内容 ハッシュタグ投稿で特産品プレゼント 『ことのみ』を使った限定メニュー提供 『ことのみ』の試食体験
参加施設 グリーンランド、万田坑、荒尾干潟など のあそびlodge、ホテルヴェルデ、Clover’sなど ゆめタウンシティモール、ゆめタウン光の森
特徴 観光促進と新ブランドPRの両立 地元飲食店との連携による新メニュー開発 直接的な味わい体験の機会提供

荒尾梨ブランド「ことのみ」公式サイト

ニュースを読んでみた所感

荒尾梨の新ブランド『ことのみ』のPR戦略は、地域の歴史と文化を巧みに取り入れた点が非常に興味深いと感じました。「言葉を宿す実」という名称の由来や、かつての炭鉱労働者の感謝の気持ちを表現した梨という背景は、単なる商品PRを超えた深みを感じさせます。このような地域に根ざしたストーリー性は、消費者の心に響く可能性が高いでしょう。

SNSキャンペーンと地元施設とのコラボメニューフェアの組み合わせは、オンラインとオフラインの両面からブランド認知度を高める効果的な戦略だと評価できます。特に、観光スポットと連携したSNS投稿キャンペーンは、荒尾市全体の魅力発信にもつながる点で優れています。ただし、キャンペーンの効果を最大化するためには、投稿のシェアや拡散を促す仕組みづくりがさらに必要かもしれません。

今後の展開としては、『ことのみ』の特徴である高品質を活かした、より幅広い商品展開が期待されます。例えば、高級ジュースや梨を使ったスイーツなど、付加価値の高い加工品の開発も検討の余地があるでしょう。また、荒尾梨の生産過程や農家の想いを伝えるツアーやワークショップなど、体験型のイベントを通じて、消費者との更なる絆づくりを進めることで、ブランドの確立と地域活性化の相乗効果が期待できるのではないでしょうか。

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