「裏富士ロングライド」初開催、富士山北斜面の林道を舞台に新たな観光資源の創出へ

「裏富士ロングライド」初開催、富士山北斜面の林道を舞台に新たな観光資源の創出へ

PR TIMES より

記事の要約

  • 「裏富士ロングライド」が10月27日に初開催
  • 富士山の北斜面林道を舞台にしたサイクリングイベント
  • 3種類のコースと地元グルメを楽しめるエイド設置

富士山の隠れた魅力を体験できる「裏富士ロングライド」イベント開催

株式会社テラインコグニタは、富士山の隠れた魅力を再発見するサイクリングイベント「裏富士ロングライド」を2024年10月27日に初開催することを発表しました。このイベントは、富士山の北斜面に広がる林道を舞台に、環境への負荷を最小限に抑えながら絶景や自然を楽しむことができる新しい観光資源の創出を目指しています。

「裏富士ロングライド」では、参加者のスキルレベルに合わせて3種類のコースが用意されています。約60kmの山岳コース「ハードコース」、激坂区間をカットした「ロングコース」、そして家族連れでも楽しめる約24kmの「ショートコース」が設定されており、幅広い層のサイクリストが参加できるよう工夫されています。イベント当日は、コースの8割を占める林道区間で交通規制が実施され、安全面にも配慮されています。

イベントの特徴として、コース上に3か所のエイドステーションが設置されることが挙げられます。これらのエイドステーションでは、山梨県や富士北麓地域の美食を楽しむことができ、「吉田うどん」や「ほうとう」といった地元の名物料理が提供される予定です。参加者は、美しい紅葉と富士山の絶景を楽しみながら、地元の味覚も堪能できる贅沢な体験が可能となっています。

「裏富士ロングライド」の開催には、山梨県の「やまなしスポーツエンジン」によるスポーツイベント等開催支援補助事業の採択が大きな後押しとなりました。主催者である株式会社テラインコグニタの代表は、元自転車ロードレース選手としての経験を活かし、富士北麓地域の新たな観光資源としてこのイベントを定着させたいと意気込みを語っています。

イベントの参加定員は全体で150名とされており、各コースのカテゴリー内で先着順となっています。エントリー開始は9月上旬を予定しており、サイクリング愛好家だけでなく、富士山の新たな魅力を発見したい一般参加者からも注目を集めそうです。富士山の隠れた財宝を自転車で巡るこのユニークなイベントは、地域活性化と持続可能な観光の新たなモデルケースとなる可能性を秘めています。

「裏富士ロングライド」イベント概要

項目 詳細
開催日 2024年10月27日(日)
主催 株式会社テラインコグニタ
後援 やまなしスポーツエンジン、山梨県(予定)、鳴沢村(予定)
定員 150名
コース ショートコース(約24km)、ロングコース(約54km)、ハードコース(約60km)
エイド数 3ヶ所
エントリー期間 9月上旬~10月上旬(予定)

公式ホームページ

「裏富士ロングライド」開催に関する考察

「裏富士ロングライド」の開催は、オーバーツーリズムに悩む富士山観光に新たな可能性を示す試みとして評価できます。自転車を活用することで、環境への負荷を最小限に抑えながら、これまで観光資源として認識されていなかった林道の魅力を引き出すアイデアは斬新です。また、地元の食文化を体験できるエイドステーションの設置は、参加者に地域の魅力を深く理解してもらう良い機会となるでしょう。

今後は、このイベントを通じて得られた知見を活かし、年間を通じて楽しめるサイクリングルートの整備や、地域住民との協働によるツアープログラムの開発など、持続可能な観光モデルへと発展させていくことが期待されます。また、サイクリストだけでなく、トレイルランニングやハイキングなど、他のアウトドアアクティビティとの連携も視野に入れることで、より多様な層の観光客を呼び込むことができるかもしれません。

「裏富士ロングライド」の成功は、富士山周辺地域のみならず、日本各地の観光地にとっても参考になる取り組みとなる可能性があります。環境保護と観光振興の両立、そして地域の隠れた魅力の発掘という観点から、このイベントの今後の展開に注目が集まるでしょう。持続可能な観光の新たなモデルケースとして、「裏富士ロングライド」の取り組みが他の地域にも波及していくことを期待したいと思います。

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