opsol bookが第3回ハナショウブ小説賞を開始、新たにエッセイ部門を追加し介護・医療・福祉テーマの作品を募集

opsol bookが第3回ハナショウブ小説賞を開始、新たにエッセイ部門を追加し介護・医療・福祉テーマの作品を募集

PR TIMES より

記事の要約

  • opsol bookが第3回ハナショウブ小説賞を開始
  • テーマ部門・opsol部門の大賞作品は書籍化
  • 新たにエッセイ部門が追加され、幅広い作品を募集

第3回ハナショウブ小説賞の募集開始と新たなエッセイ部門の追加

opsol book(opsol株式会社 opsol book事業本部)は2024年8月1日より第3回ハナショウブ小説賞の作品募集を開始しました。今回は「テーマ部門」と「opsol部門」の2部門で長編小説を募集し、新たに「エッセイ部門」が追加されて400字からのエッセイ応募が可能になっています。各部門の大賞作品には豪華な賞金と書籍化の機会が用意されています。

テーマ部門では「手紙」をテーマにしたフィクションの小説を募集しており、opsol部門では「介護」「医療」「福祉」のいずれかをテーマにした小説を募集しています。新設されたエッセイ部門では、同じく「介護」「医療」「福祉」をテーマにしたノンフィクションのエッセイを募集しています。応募資格は部門によって異なり、エッセイ部門は介護・医療・福祉に携わった経験がある方を対象としています。

募集期間はテーマ部門とopsol部門が2024年11月15日まで、エッセイ部門が2024年10月15日までとなっています。選考には鈴木征浩氏(opsol株式会社代表取締役社長)や宮川和夫氏(装丁家)らが参加し、最終結果は2025年3月に発表される予定です。各部門の大賞作品には賞金30万円と書籍化の機会が与えられ、エッセイ部門の入選作品はopsol book公式サイトに全文掲載されます。

ハナショウブ小説賞は2023年に開設された比較的新しい小説賞ですが、介護・医療・福祉をテーマにした作品を募集する特徴があります。主催のopsol株式会社は出版事業のほか医療介護事業も行っており、現役で介護・医療・福祉に携わる代表取締役社長が選考委員長を務めることが特徴的です。また、選考には3,000冊以上の装丁を手掛けた宮川和夫氏も参加しており、その独自性から注目を集めています。

過去の受賞作品には既に書籍化が決定しているものもあり、第1回の長編部門大賞作品『ハートレス・ケア』(著:小原瑞樹)は2024年9月上旬に発売予定です。第2回のopsol部門大賞作品『走れ!スーパー茜号』(著:小川マコト)とテーマ部門大賞作品『ハローハロー』(著:九津十八)も書籍化が決定しており、新たな文学の発掘と育成に貢献しています。

第3回ハナショウブ小説賞の概要

テーマ部門 opsol部門 エッセイ部門
テーマ 手紙 介護・医療・福祉 介護・医療・福祉
募集形式 フィクション小説 フィクション小説 ノンフィクションエッセイ
応募資格 年齢・経歴・性別不問 年齢・経歴・性別不問 介護・医療・福祉経験者
募集締切 2024年11月15日 2024年11月15日 2024年10月15日
大賞賞金 30万円+書籍化 30万円+書籍化 図書カード5千円分

第3回ハナショウブ小説賞の詳細はこちら

ハナショウブ小説賞の意義と今後の展望に関する考察

ハナショウブ小説賞は、介護・医療・福祉というテーマに特化した小説賞として非常にユニークな存在です。これらのテーマは社会的に重要でありながら、文学作品のメインテーマとして取り上げられることが比較的少なかった分野であり、この小説賞がこれらのテーマに光を当てる役割を果たしていることは高く評価できます。また、実際の介護・医療現場に携わる経営者が審査に参加することで、リアリティのある作品の選出が期待できるでしょう。

今後は、さらに幅広い層からの応募を促進するための取り組みが望まれます。例えば、若手作家を対象とした特別枠の設置や、介護・医療従事者向けの執筆ワークショップの開催などが考えられるでしょう。また、受賞作品の翻訳・海外展開なども視野に入れることで、日本の介護・医療・福祉の現状や課題を国際的に発信する機会にもなり得ます。

長期的には、この小説賞から生まれた作品が社会に与える影響にも注目したいところです。文学作品を通じて介護・医療・福祉の現場の実態や課題が広く知られることで、社会の理解が深まり、より良い支援や制度の構築につながる可能性があります。ハナショウブ小説賞が、単なる文学賞の枠を超えて、社会変革の一翼を担う存在へと成長していくことを期待しています。

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