記事の要約
- シートマスク選びの実態調査を実施
- 使ってみたいシートマスク1位はDEWYCEL
- 肌質や選ぶ基準、悩みなどを分析
シートマスク選びの実態調査結果と人気商品
株式会社MEMOCOは、西日本新聞社のGranza Beautyと合同で、シートマスクを使用したことがある男女107名を対象に「シートマスク選びに関しての実態調査」を2024年5月31日に実施しました。この調査では、回答者の年代や性別、肌質、シートマスク使用時の肌トラブルの有無などの基本情報に加え、シートマスク選びの基準や肌の悩みについても詳細に分析しています。
調査結果によると、回答者の肌質は混合肌が約43%と最も多く、次いで乾燥肌が約33%でした。シートマスク使用時の肌トラブルについては、約72%の人が経験なしと回答しています。肌の悩みとしては、シミ・そばかすが約27%で最も多く、次いで乾燥が約23%、ハリや弾力の低下が約21%となっています。
シートマスクを選ぶ際の基準としては、保湿・ハリ弾力ケアが約50%と圧倒的に多く、美白の有効成分が約21%、価格が約14%と続きました。この結果から、ユーザーは主に肌の保湿とハリ・弾力の改善を目的としてシートマスクを選んでいることがわかります。また、美白効果や価格も重要な選択基準となっていることが明らかになりました。
使ってみたいシートマスクのランキングでは、DEWYCEL(デュイセル)プライベート ケアマスクが1位となりました。この商品は、顔の上下で悩みが異なることに着目した上下別仕立てのシートマスクで、36票を獲得しています。2位にはポーラ ホワイトショット マスク QXS(医薬部外品)が23票で選ばれ、美白効果や医薬部外品であることが評価されています。
3位以下には、VARIHOPE 8デイズピュア ビタミンC マスクパック、ナンバーズイン 2番 うるもち65%コラーゲンシートマスク、Dr.Syuwan ドクターシュワン マイクロバブルリフトシートマスクが選ばれました。これらの商品は、それぞれビタミンCやコラーゲン、マイクロバブルなど、特徴的な成分や技術を備えていることが評価のポイントとなっています。
人気シートマスクの特徴まとめ
DEWYCEL | ポーラ ホワイトショット | VARIHOPE | |
---|---|---|---|
主な特徴 | 上下別仕立て | 医薬部外品 | ビタミンC配合 |
得票数 | 36票 | 23票 | 11票 |
主なケア効果 | うるおい、角質ケア | 美白、シミ予防 | ハリ、美白 |
ニュースを読んでみた所感
この調査結果から、シートマスク市場における消費者ニーズの多様性が明確に浮かび上がってきました。特に注目すべきは、肌の悩みと実際の購買基準にずれがあることです。シミやそばかすが最大の悩みであるにもかかわらず、シートマスク選びでは保湿やハリ・弾力ケアが重視されているという点は、製品開発やマーケティング戦略に重要な示唆を与えています。
今後のシートマスク市場では、より個別化された製品開発が求められるでしょう。例えば、DEWYCELのように顔の部位ごとに異なるケアを提供する製品や、ポーラのように医薬部外品としての効果を謳う製品が支持されています。これらの傾向を踏まえ、単一の効果だけでなく、複数の肌悩みに同時にアプローチできる多機能型シートマスクの需要が高まる可能性があると考えられます。
また、消費者教育の重要性も浮き彫りになりました。シートマスクの効果的な使用方法や、各製品の特徴を正しく理解することで、より適切な製品選択が可能になります。メーカーや販売店は、製品情報の透明性を高め、消費者が自身の肌質や悩みに合った製品を選べるよう、きめ細かなガイダンスを提供することが求められるでしょう。今後は、AIやIoTを活用した個別化されたシートマスク推奨システムなど、テクノロジーを活用した新たなアプローチも期待されます。
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