北海道ワインが鶴沼シリーズ新4種を発売、直轄農場産葡萄使用のプレミアムワインが登場

北海道ワインが鶴沼シリーズ新4種を発売、直轄農場産葡萄使用のプレミアムワインが登場

PR TIMES より

記事の要約

  • 北海道ワイン、新鶴沼シリーズ4種を発売
  • 直轄農場産葡萄使用のプレミアムワイン
  • ピノ・ブラン、ピノ・グリの白・オレンジワイン

北海道ワイン、新鶴沼シリーズ4種を2024年8月25日より全国発売

北海道ワイン株式会社は、2024年8月25日より同社のフラッグシップワインである「鶴沼シリーズ」の新4アイテムを全国で販売開始します。鶴沼シリーズは、北海道浦臼町にある直轄農場「鶴沼ワイナリー」で栽培された葡萄を使用し、小樽市の本社醸造所で厳しい品質管理のもと醸造されたプレミアムワインです。適正な熟成期間を経てリリースされる高品質なワインとして知られています。

新発売されるワインには、ピノ・ブラン種を使用した辛口白ワイン2種と、ピノ・グリ種を使用したオレンジワイン2種が含まれています。「鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・ブラン2021」はフレンチオーク樽で11か月間熟成させ、果実香と熟成香が調和した飲みごたえのある白ワインに仕上がっています。「鶴沼 木樽発酵ピノ・ブラン 2022」は樽発酵とシュール・リーでの熟成により、複雑な香りと味わいを持つ辛口白ワインとなっています。

オレンジワインの「鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・グリ Orange 2021」は、皮ごと発酵させ木樽で10か月間熟成させることで、輝きのある橙色の酒色と優しいバニラ香、干しあんずのようなニュアンスを持つワインに仕上がっています。「鶴沼 ピノ・グリ Orange 2023」も同様に皮ごと発酵させ、あんずや柑橘を思わせる香りと柔らかな酸、心地よい渋みのバランスが特徴的な上品な味わいのワインとなっています。

これらのワインは、GI北海道認定を受けており、北海道の気候風土を反映した個性的なワインとして注目されています。価格帯は2,992円から4,774円(税込)となっており、鶴沼ワイナリー直売所、おたるワインギャラリー内ショップ、北海道ワイン公式オンラインショップ、全国の取り扱い店舗で購入することができます。北海道ワインの直轄農場で丁寧に栽培された葡萄を使用した高品質なワインとして、ワイン愛好家からの期待が高まっています。

鶴沼ワイナリーは、447haという広大な敷地を持つ日本最大級のワイン用葡萄栽培農場です。冷涼な気候と内陸性の寒暖差を活かし、約40種類もの葡萄品種を栽培しています。また、北海道大学や大手企業とのコンソーシアムを組み、無人EV作業車を用いたスマート農業の研究など、最先端の取り組みも行っています。このような背景を持つ鶴沼ワイナリーの葡萄を使用した新シリーズの登場は、日本のワイン業界に新たな風を吹き込むものと期待されています。

新発売の鶴沼シリーズワイン4種の特徴まとめ

鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・ブラン2021 鶴沼 木樽発酵ピノ・ブラン 2022 鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・グリ Orange 2021 鶴沼 ピノ・グリ Orange 2023
種類 辛口白ワイン 辛口白ワイン オレンジワイン オレンジワイン
使用品種 ピノ・ブラン ピノ・ブラン ピノ・グリ ピノ・グリ
特徴 フレンチオーク樽で11か月熟成 樽発酵とシュール・リー熟成 皮ごと発酵、木樽で10か月熟成 皮ごと発酵、柔らかな酸と渋み
アルコール度数 12.5% 12% 11.5% 10.5%
価格(税込) 4,774円 4,774円 4,774円 2,992円

北海道ワイン公式オンラインショップ

ニュースを読んでみた所感

北海道ワインの新鶴沼シリーズの発売は、日本のワイン業界にとって非常に興味深い展開だと感じました。特に注目すべき点は、直轄農場で栽培された葡萄を使用し、厳格な品質管理のもとで生産されているという点です。このような垂直統合型の生産体制は、ワインの品質と個性を高める上で大きな利点となるでしょう。また、GI北海道認定を受けていることも、地域の特性を活かしたワイン造りへの取り組みを示しています。

今後期待したいのは、さらなる品種や醸造方法の実験的な試みです。鶴沼ワイナリーでは約40種類もの葡萄品種を栽培しているとのことですが、これらを活用した新しいブレンドや、日本の食文化に合わせた独自のスタイルの開発なども興味深いでしょう。また、スマート農業の研究など、最先端技術の導入は、将来的なワイン造りの効率化や品質向上につながる可能性があります。

北海道ワインの取り組みは、日本のワイン業界全体にとっても刺激となるでしょう。気候変動や消費者嗜好の変化など、ワイン業界を取り巻く環境は常に変化しています。このような状況下で、地域の特性を活かしつつ革新的なアプローチを取る北海道ワインの姿勢は、他の生産者にとっても良いモデルケースとなるかもしれません。今後の展開に大いに期待が持てる発表だったと思います。

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